2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

サルとバナナの関係

サルと言へばピポサルのことに決まってゐるが、未だピポサル・アカデミ〜アの内容を知らず。いつの日にか未知との遭遇を果たさむとぞ思ふ。 しかし何だね、ピポサルならまだしも、見苦しきサルの着ぐるみでコンビニ強盗に入ったものの未遂で逃走、途中に着ぐ…

アホ×バカ÷2=タワケ?!

伊勢湾のほぼ中央、愛知県常滑市沖に出現したのが、中部国際空港だ。まうじき、愛知万博こと愛・地球博に間に合はせて開港するらしい。その愛称が「セントレア」てうことだが、ヨクワカラヌカタカナコトバダ。中部:セントラル+空港:エアポート=セント・…

アホバカ同盟

趙紫陽の死。遺族は葬儀に於ける名誉回復を望むも叶はず、経世済民の微熱に浮かれる紅い巨龍の濁流の泡沫となりて混沌の彼方に去り行けり。 かつて天安門広場に大集合した学生や市民の輪に入り、直接彼らの声を我が耳で聞かうとした唯一の幹部が趙紫陽だ。傍…

酵母の心は母ごころ?

天然酵母のパン。 アメリカ産オーガニックレーズンから採った酵母、小麦粉は北海道産ハルユタカブレンド、食感は天然酵母独特のぼそっとした感じ、でも口にしたとたんに広がる香ばしき麦の風味、歯応へ、手触り、みてくれ、五感を擽り第六感を喚起するたべも…

那由多の刹那

バンダアチェに押し寄せた津波の高さが30m以上? 何たることか! 現在我輩の住まひゐたす村落は太平洋岸に在り、覇拿里氏の住居周辺の標高は6m前後。海岸には国道の防風・防砂林を兼ねた小規模な砂堆と松林が続いてゐるものの、その規模に照らしても津波…

花梨の心

花梨を漬け込む。 要領は梅酒などの果実酒と同じ。しかし花梨本体からは果汁が出るわけでもないので、アルコールで芳香や薬効成分を抽出することが目的になるのだ。 花梨てうは不思議な果物で、あれほど強い芳香を放ちながらも、果肉が美味しいわけでもなく…

キノコ症候群

このところ頻繁にTVCMで見かける「ドコモダケ」であるが、何度見ても「マタンゴ」を連想してしまふ。今時「マタンゴ」を知ってゐる人も少ないだらうが、ご幼少の砌にこの奇怪な作品の洗礼を受けてしまった我輩は、南方熊楠の粘菌研究例を引くまでもなく…

ものわすれのわすれもの

きっとどこかにあるはずなのだが、ほしいときにみつからないものてうのはいつでもどこでもだれでもなんでもあるものなのだ。 (-_-) そのジャガイモが発見されたのは今天夕方のこと。2ヶ月以上前、冬用の大火鉢を按配してゐる時に、箱ごとちょっと奥に置いた…

玉突式

子どもの頃、近所に「玉突」てうネオン看板を掲げた店が有って、学生やちょっと不良っぽいお兄さん達や、オヤジたちがしきりに出入りしてゐたものだ。小学校高学年になり、誰かに誘われて店の中を覗き見たことがあった。天井の低い薄暗い店内には、タバコの…

白鳥の何たるものか

今回ネットオークションで落としたCDは、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」。ゲオルグ・ショルティ指揮、ウィーンフィル。ローエングリン;プラシド・ドミンゴ、エルサ;ジェシー・ノーマンの他、ディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウなどなど錚…

厳寒

秋の初めに収穫し、十分乾燥させてきたレモングラスのお茶を飲む。見た目はただの枯れ薄なれど、手にすればたちまち爽やかな芳香の漂ひたりける。準備したのは大きめのガラスティーポット、乾燥レモングラスを3本ほど、掌にぐるぐる巻き付けて輪にする。そ…

神の封印

ゴジラの英語綴りは GODZILLA であり、神を内包してゐるワケだ。 今回のFINAL WARSに至る全28作のうち、今まで劇場で観たものは21作、あとはテレビでの観戦てうことになる。50年目の総決算てうワケで、過去の怪獣も続々登場。モスラ、マンダ、ミニラ、…

愛と驚きの日々

指揮者のネルロ・サンティと、STAR WARS のジャバ・ザ・ハットは驚くほど似てゐて、驚く。 プリンターのインクの、値段の高さに驚く。 知らぬ間に巨大な伸し餅1枚を喰ひ尽くす寸前であることに気付き、驚く。 コンビニに図面のコピーに立ち寄ったところ、機…

備へ有ればそれなりに憂ひ有り

鋭き刃物で真っ二つに切り分けたやうな半月。その月影は内湾海上に反映し、時折吹く北西風に揺さぶられては煌々と、冷たく光り輝く。 阪神・淡路大地震から10年てうこともあらうが、このところ妙に地震関連の報道が多い。社会を包み込む雰囲気的に地震に対す…

AとPの関係

AvsP(AVP)てう組み合はせを考へた者は何人も居ただらうが、映像化には相当な苦労があったことだらう。そのもの同志の戦ひだけでは余りにもマニアックになってしまうからか、そこに人間様を絡める必要上、舞台は南極になり、背景は古代遺跡となったワケだ。…

日常の中の非日常

能・狂言を観賞せり。「羽衣」の幻想優美と「附子」の滑稽さ。 序破急、幽玄、様式、型式、阿吽、抽象、象徴、呼吸、気配、清浄、静謐、想像、瞑想、騒擾、乱舞、拍子、、、 内観世界の無限の広がりと、空間秩序の美しさを再認識せり。

アウタヤの理髪師

バルカン人は耳が命だが、偉人の頭髪もその重要な耳を今将に覆はむとせるほどの伸長になりにければ、突如散髪に至れり。勿論昨今方々に出現したりける短時間安価式の理髪店であり、15分少々で1050円也。一応大まかな注文も聞いてくれるし、自動洗髪機によ…

物理的限界

本は無限に増殖し、部屋の畳の水平を脅かす。本棚は垂直整理だが、そこに入りきらない本は畳の上に水平に置かれ、堆積して行くのだ。その状況は恰も、偉人の寝床を取り囲む壁の如き有様であり、「偉人の為の偉人に因る偉大な書壁」と勝手に呼ばれてゐる。特…

鳥の泪

さまざまな野鳥がしきりにやってくる。冬枯れの柿の木や、その周辺の枝が恰好の止まり木となって、朝な夕なに入れ違ひでいろんな鳥様が登場する。蜜柑をいくつか、束ねた枯れ枝の薪の山に置いてやると、たちまちメジロの登場となる。プチプチちゅちゅちゅち…

いちご煮≠ジャム

「いちご煮」は青森の郷土料理。ウニとアワビで仕立てた磯汁のこと。何年か前、三内丸山遺跡を訪ねて青森に行った時、港近くの料理屋で味わったのが最初だ。煮物などのおかずをいくつか見繕ってもらい、別に「いちご煮」を頼んでみたら、矢鱈大きな蓋付き碗…

音の色彩

オットリーノ・レスピーギ(1879-1936)の所謂ローマ三部作と言へば、「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭り」であるが、発想における想像・創造力の豊かさやオーケストレーションの華やかさ、叙情性の深さなど、いずれの点を取り上げても古今希有な作…

小姐苺

近くの温室では、先日からイチゴ狩りが開始されたやうだ。今日はマイクロバスが何台か、温室前に停まってゐて、何組かの家族連れが出入りしてゐた。この温室を日頃世話してゐるのは、農家に住み込んでゐる中国人小姐たちだ。それこそ雨の日も風の日も、彼女…

冬仲詩

もののけの角以て、天空に突き立てよ 行く雲を絡め取り、雷光を呼び覚ませ 風塵を巻き起こし、神々を目覚ませて 極まれる寒気をや、虚空の果てに去れ

ははきぼしのこころ

マックホルツ彗星を見る。 牡牛座の宝石箱、昴のすぐ脇に居る、薄ぼんやりとした光点に目を凝らす。この冬の夜空の、澄んで張りつめた冷気を通して見る青白い光り。双眼鏡で見るとその光芒は予想以上に短かかったが、昴と相俟ってこの上ない贅沢な光景が展開…

La Vie

幸いなことに暖かき日なりけり、なりにけり、なりにけるかも、なりにけろ、、、 予告通り?諸工作放り出してバイクで外出せり。日当たりの良い縁側でこそ暖かいのであって、無防備なる高速移動体上の人体は、先づ先端から冷ゑ始める。指先、つまさき、鼻先、…

冬天的単車

この時期バイクに乗っての外出には、相当の勇気と準備が要る。言ふまでもなく最大の敵は寒さであり、防寒対策を怠れば大変なことになる。それなら自動車にすればよいと言はれればそれまでのことなのだが、諸事情によってバイクにせざるを得ない時もあるのだ…

この餅を見よ!

餅が偉人の好物であることは、今更言ふまでもあるまい。 どのやうに餅を食すかてうことは、非常に重要なことである。先づ、餅の形状に諸説諸型式諸形状あることは承知のこと、列島各地における各形状の民俗学的かつ文化人類学的分布状況やら、つまり丸でも角…

冬鍋再度

「謎の来訪者」の謎は結局解けず、今天は今天で新たなる来訪者を迎へにけり。相も変はらず賀状は届き、分散攻撃方式にて怠慢を張ってゐる我輩を苛む。恒例の木版画彫刻は当の昔に諦め、電脳式にあれこれ文言を工夫してやうやう作れり。但し今回は頗る風情に…

来るなら来い!

寒さ和らぎ、日中は暖かさを感じる。 謎の来訪者有り。室内で電脳工作に励んでゐると、庭の砂利を踏みしめる音。縁側越しに眺めてみると、見知らぬ初老の男性が一人、庭に停めてある軽自動車の脇からしきりに玄関方面を覗いてゐる。風貌からすれば村人と思は…

絲綢之路再度

日がな在宅。相変はらず賀状が何通も届く。大家さんの来訪を受け、いろいろ楽しくお喋りを為す。隣村のご実家にご滞在の由。 良く晴れて、朝晩良く冷ゑる。NHKで新シルクロードシリーズの第1回を見る。今回の砂漠のただ中の大群集墓は、大変興味深い。楊柳…