2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八朔闇月夜

今天、葉月新月、八朔二百十日。 久々の青空だが、高く突き抜けるやうな爽やかさは無く、どことなく蒸し暑く、日中は襟足が汗ばむほど。 いつのまにか日の出も遅くなってきたし、午後6時には黄昏を迎へるやうになった。破天荒の二百十日を迎へる前に、天候は…

伝絡

雨、猶止まず。 朝から庭には水溢れ、時折近く遠く雷鳴轟き、梅雨と颱風が一緒に来て、強風だけを省略したやうな按配。 これほどの水が天から落ち、いったい何処へ行って仕舞ふのかは定かではないが、もしこれら雨粒に分解されてゐる水の原形が、集合体とし…

爛熟

雨、止まず。 三年前に家を新築した岡崎の友人宅は床上まで浸水し、1階は全滅とのこと。聞けば座敷の箪笥の下2段まで水に浸かり、3段目と上部の観音扉のところは助かったらしい。しかし、ホームセンターで買ってきたプラスティックの衣装ケース(主に子供用…

上海の夜景

建設中の上海ヒルズこと上海環球金融中心(492m)、右は金茂大廈の頂部(420m)、2006年10月30日現在の様子。 此の隣には更に、高さ580メートル、118階の世界一の高層ビル「上海センター」が起工準備中。 ちなみに台北の101ビルは508メートル、ブルジュ・ドバイ…

不遜なる

いったい何がだうなって仕舞ったのかはよくわからんが、愛知県内各地で爆発的な豪雨。 最近では「ゲリラ豪雨」などと下品な呼称で喧伝されてゐるやうだが、とにかく従来の「大雨」または「豪雨」などと言ふ表現では収まりきらないほどの降り方なので、コトバ…

途上

アフガニスタンでの悲劇には、コメントを差し挟む余地がない。 しかし、志半ばで道を絶たれた伊藤和也氏のことを思ふと、さすがの我輩も大変悲しい心持ちになる。彼の大きな意思は、長年アフガニスタンで活動を続けてゐる「ペシャワール会」の人々によって受…

節目勝ち?

いろいろな節目が重なって、ものごとが一旦収束しやうとしてゐる気配。 これらが月の満ち欠けに関係したものなのか、はたまた惑星直列が遠因なのか、それとも季節の変はり目と情緒の脱皮が同期しただけのことなのかは不明。 (-_-) 肌寒さは去りつつあり、同…

アウタヤ・イーサクの夢

ボーサヤノインクルミダルトミ・・・ 我輩が中学生の頃毎天のやうに唱へてゐた謎の呪文だ。 このところしきりに放送されてゐる映画版「20世紀少年」のTVCMを見てゐると、なぜか自分の御幼少時の日常風景と重なる部分が多い。 調べてみると「20世紀少年」の原…

帰宅切磋炉穴式

予定通り、横浜以後もほぼ一睡も出来ぬうちにバスは進み、静岡県に入った頃から雨は本降りとなった様子。 豪雨がピークになったと思はれる前後、恐らく数十分間は高速道路ものろのろ状態となったが、其ノ後は順調に西へ。 結局予定の到着時間より少し早く、…

集塵回路

昨夜は二重螺旋の夢世界に巻き込まれ、宿泊させて頂いてゐる中島邸の6畳空間も覚醒を意識したとたんに可塑性が高まってぐにゃりと歪み、布団ごと渦の端っこに巻き上げられ、危うく勝手に開いた障子と硝子戸の外側に放り出されさうになって仕舞った。 一旦旋…

廿世紀浴場 - Wikipedia

螺旋の世界観

今天は台東区、嘗ての吉原は日本堤方面へ。 言ふまでもなく目的地は珈琲屋バッハなのだけれども、取り敢へず江東区は東砂からバスにて亀戸まで出、日暮里行きに乗り継いで野越ゑ川越ゑ白鬚橋渡り、都合半時間余り。山谷は泪橋にて下車してみれば、まんだ少し…

言叢社のブログ

デザインも含めあーでもないかうでもないなどと楽しくお話しするうちに、夕方となり果てぬ。しかし、5時だの5時半だのにしては外がやけに暗くなり、雨の気配のせるらむ。近くで軽い食事などいただくうちに本降りとなり、更には大雷雨と成り果てぬ。 傘を借…

大江戸の夢

さて、昨夜の積もる話しのまにまに、書の至宝を見やうかフェルメールを鑑賞しやうか、はたまたチャイナ・アヴァンギャルドの接してみやうかと贅沢な選択上の悩みを逡巡した結果、亀戸から都心への途上に位置する大江戸博物館訪問を決定。 大江戸線は開通した…

大移動

今天は大移動日。 朝もはよからもぞもぞ起き出して、庭のあれこれ(ゴーヤ、ミニトマトの収穫など)や部屋のあれこれを整へてから出発。 車でローカル駅まで30分。運良く駅至近の公共駐車場に隙間をみつけ、直ちに電車でGo! 豊橋からは特急で50分、大名古屋…

集石回路

涼しげな空気は昨夜の入口まで。 今朝は早くから南風が大いに入り、たいそう蒸し暑い。嗚呼、雨恋し・・・ 基本的に列島の天気は不安定で、夏と秋がせめぎ合ってゐるのだらうが、肝心の雨雲は内陸の方々に分散し、此の偉大な半島には寄り付かうとはしない。 …

同期摂理

今夕のこと、風呂場での水浴みを終へてぼさぼさの長髪をバスタオルでくるみ、体を拭き乍ら土間に下りてきた瞬間、ああ、さう言へば先日、宮西遺跡の発掘実習でNGSW君に現地説明会資料をPDF化して送ってくれるやうに依頼しておいたのだが、まんだ受信してゐな…

炉穴用考

知多半島南部、内海谷の沖積地、名鉄内海駅の地表下13m埋没してゐた先苅(まづかり)貝塚は、高山寺式期の貝塚遺跡。放射性炭素の測定結果は、今から約8300年前の遺跡であることを示してゐた。つまり、当時の海水面はそれより更に下であったらうから、現在…

早期解決?

このところ雁合遺跡出土の押型文土器や撚糸文土器を中心に、当地方における縄文早期の土器文様の変遷をぼんやりと眺めてゐるのだが、それはそれは変化に富み、興味深い。 そもそも草創期と早期の境界線は曖昧なままだが、三重県を中心にした近畿地方では大鼻…

残暑回顧

何も教へられてこなかった。 先の戦争のこと、殆ど知らない。 祖父が死んだ後、残された何冊かのアルバムを見たときの衝撃は忘れられない。道端に横たはる屍体の横を行進する兵隊たちや、砲撃で崩れた城壁に掲げられた日章旗。尊大な表情をした大将達の肖像…

憧憬

嗚呼、今宵もまた、雨恋し・・・ けふこそは、と時折お天気サイトの雨雲レーダー画面を見て、方々に散らばる雨雲の切れ端の将来を望んでゐたのだが、我が偉大な半島には其の欠片の一つも寄り付かず、深夜に至り湾の対岸を潤してゐた大きな積乱雲さへ当地を掠…

南無盆世界萬霊回帰

嗚呼、雨恋し、夕立恋し。 (-_-) 立秋を過ぎ、今年もまたお盆がやってきて、近所の古刹を訪れてみると、本堂前には盆棚が出現してゐた。 境内に敷かれた青黒い玉石が強烈な陽光に灼かれて、ゆらゆらと陽炎が上がってゐるやうに見ゑ、そんな乾いた賽の河原の…

現場巡検日

昨夜も期待してゐたやうな雷雨は無く、どことなく間延びしたやうな夜風が時折、網戸越しに部屋までやってくるばかり。 それでも、夕刻地球人に因って簡易式庭園用回転散水機(ガーデンスプリンクラー)で一面に撒かれた水の御陰様で、舗装道路からゆらゆらと…

弛緩式麺類三昧

地球人の朝は早い。 夜明け頃、彼はお犬様のお散歩に出掛けられた様子を、気配で察知する。 しかし猫様は夜明け前から我輩の足の指をくにくにするし、平日とあって脇の県道を激しく往来するトラックの振動や風切り音がよく響く。かといって喧噪の中にあるワ…

解決方法の選択

今天は大名古屋方面、浮神ネット主催の「考古学ソリューションfile.6」へ。 考古学デジタルワークフローのプレゼンテーション。考古学 web アーカイヴシステム「Grigfolder」の実演解説。「遺構アイコン」化計画の中間発表。考古学立ち会い・試掘支援システ…

辛苦了!

愛知学院大学考古学教室による田原市宮西遺跡の第4次発掘調査。 今天は無事現地説明会と相成り、数十名様のお客様お越しになられまして、有り難きこと。 ◇以下は我輩の調査区観察メモ 1トレンチ:黄色砂利層がほぼ全面に露出。トレンチ全体の遺物出土量は少…

灯火の意味

我輩がチベットに並々ならぬ関心を抱き、伝助君の協力を得、念願叶って初めて彼の地を訪問したのが今から13年前。 その時はまだ青蔵鉄路無く、ゴルムドからの青蔵公路を使った入境と、ネパール側からの中尼公路からの入境がもっともポピュラーだった。 実は…

THIS IS JUST THE BEGINNING

今天七夕 立秋涼風 花鳥風月 冬虫夏草 (-_-) 久々にアクセス解析頁を覗いてみると、今月に入ってから「蝉、駆除」の検索語でのアクセスが激増し、異常な盛況。如何に此の時期、蝉を駆除したい人が多いかてうことを表してゐるのだらう。 断っておくが、我輩の…

鬼門説

南風の吹き来し、雲湧けども雨降らず・・・ レーダー画像で見ると、岐阜の方や県内あちこちで局地的にかなり激しい雨が降ってゐる様子ではあるが、我が半島上空にて全ての雨雲は消滅せるらむよ。 (-_-;) 今天は運転免許証の更新を目指し、バイクで出掛けやう…

爆炸有理

新彊はカシュガルにおける爆炸事件。 ずっと燻り続けてきた民族問題だが、奥運=オリンピック開催に伴ふ中原の支配者たる漢民族の、中華的民族意識の高揚に同期するやうに、西戎の独立気運が高まる。 チベット族との違ひは、自治区地内における民族人口の集…