2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

一家?

タイフー イッカ アヲイ ソラ アキゾラ タカク シロキ クモ

またぞろ

風雲急を告げて、またしても台風接近。 地上の物を全て吹き飛ばさむ勢いの強風が、台風特有の波と塊で押し寄せる。人間は無力だし、非力だ。出来ることと言へば、せいぜい天を仰ぐことと、今にも飛んでいきさふなテントの支柱にしがみついて震ゑてゐることく…

必要以上

このところ食品は、味より健康効果が優先的に考慮されて購入されてゐるのだらうか。我輩お気に入りのヨーグルトはじゃんじゃんジャスコのふつーのプレーンヨーグルトだったけど、いつのまにかプロバイオティクス化されてしまったし、挙げ句の果てにふつーの…

ひねくり者の運命

夜明け前、驟雨の音で目覚めるも、そのまま二度寝、三度寝。完全に覚醒したのはお昼も近い頃。今日は外仕事も無いので、ひたすら文章を捻くる。捻くり回す。削り、足して、また引いて・・・ すでに脆弱な卵の殻でくるまれた形有るものを書き改めたり推敲した…

憂愁のタンゴ

秋雨が続く。いつもの秋雨と違って、瀟々としめやかに降る様子ではなく、気紛れでムラがあり、予想がつかない。人心を映してか、極めて不安定な状態だ。 夜になってギドン・クレーメルのアルバム「ピアソラへのオマージュ」を聴く。3年ほど前だったらうか、…

狭間式

中国的朋友が送ってきてくれたDVD、電影=映画なのだけど中国語と英語の字幕が同時に出る。内容は香港映画なので、科白は広東語である。かういふ場合、曖昧な領域を住処とする我々日本人はどこに入り込めばよいのだらう? ベルリンで見た中国映画。意外だ…

天地有情

不安色の空がさんざめき、はじめに一陣の風がやってくる 嵐の前兆は見る間にそのものとなり、天界の雨水を地上に引き寄せる 天幕を大いに靡かせ、地上より人間を払いのけ、太古の記憶で大地を充たす そしてまた神秘の光の束、此の地に56憶7296万302…

神をも恐れず

それは恐ろしい状況だった。 今日は朝から車で遠出したのであるが、或る脇道から右折して我輩の前に割り込んできた軽自動車、運転手は茶色の髪長いお姉さん? その強引さに眉をひそめつつも20分近く、後ろについて走ることを余儀なくされたワケだが、ヒヤ…

発病発症発生発破

外での仕事のせいか、鼻びしびしである。今頃の季節の変はり目は、ブタクサかヨモギかセイタカアワダチソウかキチガヒペンペングサかオキノケダマヘクソカヅラかバッテラノブンブクモドキヘッツイの花粉病が発病して、鼻びしびしなのである。本日の主原因は…

繋がり

休みてうわけではないが、屋外工作の無い日なので、終日在宅。明け方の通り雨もイヤな蒸し暑さを煽るだけで、吹く風は湿っぽくて肌にまとわりつく。 机の前でさまざまな作業を進める傍ら、目に付いたCDを片っ端からかける。今日の白眉は、シプリアン・カツ…

天災と淘汰の日々

妙に蒸し暑い日が続く。我が師の一人は昔から時々、気持ち悪い暑さが数日続くと「地震が有るかもしれんな」などと呟いてゐたものだ。両者の直接的な関連は不明と云ふ他は無いが、人間にさういふことを連想させる「何か」があるのだらう。それは、人間が本来…

秋もどき

アケビの頃に、なりにけり。ほの甘き、まろびたころもを舌先で弄び、数知れぬ硬き種どもを選り残し、蹲いの脇に撒き散らす。即ちそれが、明年の新たなるアケビの結実に結びつく。墨染めの紗の衣を貝紫で煮詰め、表皮に斑に染み込ませたやうな面持ちは如何に…

最新モード

連日の肉体労働で多少くたばり気味ではある。夜鷹モードから急に早起きモードに切り替わったため、午前中は生きる屍の如く、ゾンビの如く朦朧体で浮遊したりぼんやりしたり、いろいろなことを考えてもたりしてゐる。その代はり午後からはドラキュラ伯爵の如…

良薬口に苦し?

アミノ酸の話ではなくて、グレープフルーツジュースの話だ。ホワイトがいいかピンクがいいか、と問はるれば、ルビーと答えやう。ナマのフルーツとしても最近では各種販売されてゐるが、ルビー、ピンク、ホワイトの順で手が伸びる。妙なのはジュースの方だ。1…

真実の伝へ方

はっきり言ってマイケル・ムーアの言いたかったことはよくわからなかったし、彼のいろんな行動が対象としてゐる問題の解決に積極的に貢献するものであるとも、真実を正確に伝えてゐるとも思はれなかった。「ボーリング・フォー・コロンバイン」てうドキュメ…

「たま」公式サイト;http://www.officek.jp/tama/

「たま」のはなし

友人が知久寿焼のライブにでかけたてうこと。奇しくも仕事のBGMとして、最近しきりに「たま」の「さんだる」を聴き倒してゐた最中のことだったので、妙な親近感を感じた。「たま」が解散したのは去年の10月のこと。その後3人はそれぞれ独自の活動をしてい…

好きなものと嫌いなもの

「アメリカのことをそんなに悪く言ふのは、何でなの?」てう問いかけを、時々受ける。沖縄の現状を例に引くまでもなく、イラクに対する彼らの態度を例に引くまでもなく、あらゆる項目分野に於いて彼らの傍若無人な振る舞いを疑問に思はない日本人がゐるとす…

山中異界

台風に追われ、大風に戸惑い、地震に揺さぶられ、余震におののくうちにも季節は巡り、庭にしゅるりと瑞々しい黄緑色の茎がすっくと伸びて、あれよと咲くよ曼珠沙華。その繊細な花の線状の構造は、先日の夜空に輝いてゐた夏の名残の花火にも似て、どことなく…

たまたま・ちまちま・まちまち・きちきち

ちまちまとしたことは嫌いだが、ちまちまとしたものは好きだ。だから各種食玩を収集してゐるわけではないが、一頃より下火になったとは言へ、コンビニに出現する食玩の数は相変わらずで、対象領域は拡散傾向にある。最近密かに購入してみたものは「アジアン…

大義とメンツの代償

この先百年は語り継がれるであらう、「9.11」てう数字。何度想像しても想像しきれないその状況。世界貿易センターに突入していった飛行機に搭乗してゐた人々の恐怖感や、直前の機内の様子。その巨大な飛行機が突入した摩天楼内部の状況。とりわけ上層階の様…

果報の余震と果汁の余韻

秋だ、てうに庭のメダカは元気がよろし。ぼつぼつスズメバチの姿を見かけるやうになって、わろし。それにまだ、余震有る。 今日の震度1は、トイレの中で感知した。これが大地震だったら、どうなるのだらう。今回の震度4の功名で東海大地震がうんと身近にな…

アミノ酸大作戦

世のアミノ酸症候群は、ついに行き着くところまで行ってしまったらしい。昨日はアミノ酸入りの酎ハイ「グレープフルーツ・アミノハイ」なる商品を発見し、驚きのあまり思はず手に取ってしまった。勿論コドモではないのでその場で缶を開けてグビッと飲んでし…

信じる者はどうなるの?

友人に、「目に見ゑないものは信じない」と公言して憚らない者が居る。幽霊の類は言ふまでもないが、神だの虫の知らせだの雰囲気だの、そんなものははなっから存在しないてうのだ。では、風は見ゑないが確実に吹いてゐるし、以心伝心阿吽の呼吸で息の合うこ…

余波と連鎖

余震が続く。何をするにしても、家や地面が揺れるてうことは、人心を不安たらしむるものだ。天災が重なったり連続したりすれば、社会全体が不安てう靄に包み込まれてしまうのだらう。今年はそんな天災の当たり年なのだ。いくつもいくつも大きな台風が来襲し…

リボンの起死回生

ハエ取りリボンなるものを、自ら最後に使ったのは7年以上前だ。それ以前は20年近いブランクがあったので、この手の商品はまう販売されていないのではないかとさへ思ってゐたのだ。前回購入したものの実物や画像が残してないので詳細は不明だが、昔ながら…

揺れる思ひ

太平の眠りを覚ます大地震・・・ 震度4なら中地震と言ふべきかな。ゆっさゆっさではなく、ガタガタが徐々に振幅を増してどしどしになって、どすんがたんぎしみしになってきたので、外に出た。揺れる地面に立ってぎしぎしと家のきしむ音を聞くのは、あまり気…

花の命

夏の名残の睡蓮一輪、一人静かに咲き誇る。 蓮華ではないけれど、この花のうてなに如来や釈尊の座する姿を幻視した人々の気持ちがよくわかる。人間に恰も人格の如き気品を感じさせるものの正体は、何だらう。人間が多様なやうに、花の世界も勿論多様なのだか…

誰もが知ってゐる未知の話

誰も知らないことについて書くことは、簡単だ。誰も知らないのだからウソを指摘されることもないし、誰も知らないのだから全てを書かなくても良いし、誰も知らないのだから誰に知らせなくても良いのだ。 現実に起きた事件を素材にしてゐるのだが、映画の世界…

狂気の果て

ジョージ・W・ブッシュ、アメリカ合衆国大統領の異常さは、就任以前からわかってゐたことだ。オヤジさんがいくらエラい人であれ、政治家一家で帝王学を実見しながら育とうが育たまいが、そんなことは関係ない。あの人物の顔を見てまともな人間だと思ふ人の…