2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

超B級

真夏の夜の悪夢にふさわしく、「スペースバンパイア」('85) など見ておりました土佐。 伝説的なSFゴシックスペースホラー? 吸血鬼伝説のやうな、ゾンビ伝説のやうな、エイリアンのやうな、エクスカリバーのやうな、パニック映画のやうな、極めて英国風の…

超観

ここ数日、コガネムシに因る葡萄の食害がひどい。夜中に見に行くと、葡萄の葉に群がるコガネムシの数が尋常ではない。それが続くてうことは、潜在的には恐ろしい数のコガネムシが何処かに潜んでゐるのだ。不幸中の幸ひは、コガネムシの興味は葉っぱに有るこ…

月の暗黒面における狂気について

熱帯夜。夜明けの薄明。寝苦しく、何度も寝返りを打つうちに、いつしか狂気の蝉の合唱が始まる。無駄と知りつつも、開け放ってゐた縁側を閉めきってみる。勿論扇風機をかけて、再び寝床に潜り込むも時既に遅く、予定より数時間早く目覚めてしまった。残念!…

崑崙の玉

混沌_雲呑_饂飩 hun tun, yun dun, wen dun (~0~) Humpty Dumpty sat on a wall. Humpty Dumpty had a great fall. All the king's horses and all the king's men Couldn't put Humpty together again. (- + -) コロコロ、クルクル、コロンコロン、クルン…

颱風一過

余りにも見事な晴れ上がり。宇宙の晴れ上がりも斯くの如きものかと。大陸由来の乾いた空気に包まれて、気温高けれど爽快な一日。まさに天晴れ。 (*=*)/ それにしても余りにも見事なしたたかさ。殆ど全てが北朝鮮の思ひのままに動いてゐる。先週の頼朝の科白…

波濤の果ての

荒れ狂ふ海をば見むと、雨混じり風吹く最中、いざ行かむ。 岬の突端は、それこそ近づくことさへままならぬほどの様相。泡立ち、煮へ滾る大波が次々と岩礁を陵辱し、全てのものを混沌の渦に沈める。崖中腹の自転車道にも、泡立つ飛沫が吹き上がって来るので、…

無限律

大地のフラストレーションが高まってゐるてうことは、天に反映された様々な兆候や、皮膚感覚で推察することが出来る。一番分かり易ひのは雲の形態や動きだが、透明な大気の粗密や気圧、湿度の微妙な変化などは、原始的な皮膚感覚に関わる項目だ。幻惑や幻視…

原子心母

河童忌 (-_-)南無 PINK FLOYD 的 ATOM HEART MOTHER 、大音量で聴く。部屋も縁側も窓も何もかも開け放ってゐるので、近隣家にまで鳴り響いてゐるに相違無いと思ひきや、夏休みに入ったコビトたちが走り回りはしゃぎ回る音の方が遙かに騒がしさうだったので、…

甲虫目の仲間たち… http://www.insects.jp/konbunkoukoga.htm

生態観察の結果得られた特徴などから、我が中華風英国式庭園の葡萄の木にやってきてゐるのは、コガネムシであることが決定されたのだが、だからだうした。兎に角、先週当たりから夜中になると十数匹のコガネ虫が葡萄の木に集まって、可成りの勢ひで葉っぱを…

為什麼有銭的?

「コガネムシとカナブンは違ひます」てう御指摘を頂戴した。<(_ _)>多謝 ナルホド、調べてみるとカナブンは、甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科であり、主にクヌギなどの樹液を吸うのが仕事らしい。一方のコガネムシは、甲虫目コガネムシ科スジコガネ亜科…

語り継がないてうこと

先の戦争について、その実体を殆ど知らされた記憶が無い。戦争当事者であった祖父からも、戦争体験者であった両親たちからも、我輩の日常接してゐたさまざまな人々からも、戦争についての話を聞いた覚へが無い。勿論、中学校や高校で、近代史・現代史として…

朦朧無間南無三宝

モンゴメリー・スコットこと、ジェイムズ・ドゥーアンの死。1920年生まれ、85歳。 U.S.S.エンタープライズ機関主任。スコットランド人を祖先に持ち、スコットランド訛りのある英語を喋る。ワープエンジンにつひての専門家であり、彼の書いた技術書は宇宙アカ…

検証徒然

知人の親戚宅に秘蔵された、愛新覚羅溥傑氏の筆による掛け軸の写真を拝見した。 曰く、 「三尺剣光氷在手 一張弓勢月当頭 庚辰仲冬 溥傑」 凛とした筆致で、筆速迅速にして力強く清楚、人柄の如実に現れた名筆である。薄桃色に淡雪を散らしたやうな単仙への…

麦茶経

そもそもだね、水出し麦茶なんてうものは何だね、ぜんたい何の色が出てゐるのやらわかったもんぢゃーあるまい。水に漬けておくだけで滲出してくるものってーのが何だ、てうことが問題なワケさね。今でこそ殆ど見かけないようになったけど、一昔前の水出し麦…

暑中御見舞であらうと思はれます

「梅雨が明けたものと思はれる」ださうな。 相変はらず、曖昧さと責任転嫁を兼ね備へたイヤな表現だ。明けたのなら「梅雨が明けました」と何故言はない? 理由として考へられるのは、今年のやうにはっきりと天気が変化した場合はさておき、何となく明けたや…

天上炎天下右往左往

吸血アブに喰はれた跡も、アシナガバチに刺された跡も、腫れて盛り上がった部分が多少青黒くなり、固くなり、痛みより痒みが勝りつつある。ほんの少量の毒素だらうが、このやうな影響を人体に及ぼすとは、恐るべきことだ。百足に刺された時もさうだったが、…

凹×3

昨夜は遅くに水浴びをしてゐたのだが、突如、開け放った窓から飛び込んで来た吸血アブに右足の太股を喰はれてしまった。可成りひどく腫れてしまい、夜通し気になって眠りも浅い。その上、夜明け過ぎると蝉の攻撃が加はり、今朝ばかりは抱き枕式強制的二度寝…

半月の頃

夜明け頃、蝉の鳴き声で目覚む。ここに風流の欠片は無く、寝惚け風情の気分も害し、耳塞ぎつつ二度寝に入る。御陰様でゴミ出しそびれたりけるなり。これから当分の間、覚悟せねばなるまいぞなるまいぞ。 (-_-)ぷんぷん フェンネルに宿った揚羽蝶の蛹3個、今…

中華風怒髪

仏蘭西人が怒ってゐる。

巨大化する謎

今夜は STARWARS -帝国の逆襲-だが、アナキンことダース・ベイダーやルーク出生の秘密を知ってしまっただけに、見へ難かった話の主軸がはっきりと見へてきて、新たな発見もあった。(まさか最後にヘイデン君が出てくるとはね)パペットのジャバ・ザ・ハット…

故障現象と唯物論的屁理屈

万有引力の法則と、万物流転、万世一系、万古流芳、万象更新の摂理に従って、車がしばしば故障する。走行中に止まってしまう怪奇現象は、ブースターケーブルの断線が原因であったが、時計の液晶が消へ、ぶむぶむ吹かしてもへなへなと速度が落ちて行ったり、…

光明と暗黒

アナキンが暗黒卿のしもべとなり、同志や師との壮絶な戦ひを経た後に、暗黒世界の権化となって蘇る。これはアナキンの定めであり運命なのだ。愛するパドメの未来を救う為、自ら葛藤を招いたのも、将来一戦を交へることになる我が子の誕生も知らぬまま、いた…

脆弱と虚弱

十数年前に仏蘭西で買ったCDのデータが消失し、虹色円盤が半透明になってしまった。 LES AILES DU DESIRE ; BANDE ORIGINALE DU FILM DE WIM WENDERS 即ち、「ベルリン 天使の詩」のサントラだ。確かに、海を越ゑて将来された舶来品ではあるが、20年も経た…

中華破天荒

天津に「天津飯」は無かったし、南京に「南京袋」は見当たらなかった。(揚州炒飯てうのは何処に行っても有った) そもそも「中華飯」なんてうものは大陸の何処にも無かったし、「冷やし中華」の話をしたら、南京的朋友に怒られた。「振興中華」の標語を引く…

日満協定書

因日本認定満洲国、本住居人民志願、自由成立独立国。満洲国曽宣言尊重中国與国際所定各協款其応適用於満洲国者為限。 為鞏固満日両国永久親睦関係、及其互相尊重領土権、保証東亜和平之意旨、議訂協定如下: 1,満洲国承認與尊重在未與日本拐訂正協款之先…

虚無南無

倫敦大変、戦々恐々、首脳焦燥、狼狽不堪。同時爆破、南無・・・(-_-) 合掌・・・ サミットとオリンピックの狭間。「虚を突かれる」とはまさにこのことかと。盲目的にメリケン様の狂気に同調し、「世界の警察」の番犬(但し狂犬病が陽性反応)を豪語広言した…

倫巴里ごっこ

予報に反して小雨止まず、朝からおでかけの予定が遅れ、午前中は頭の煮へた話や脳が鼻から出てきさうな話、どーでもよい話や意外に重要な話、おはなしでてこい、お話の話題尽きず、だらだらと喋り乍ら食べ始め、遂にはブレックファーストがいつぞやブランチ…

露草のしとどに濡れて

ツユクサと言へば、文字通り梅雨の頃に道端や庭のあちこちで咲く清楚な花のイメージがあるが、農業地域では立派な雑草だ。意識して、所謂除草剤のいくつかを手に取り眺めてみると、確かにツユクサの名前が有る。青紫の風流な姿も、よくよくその茎を辿ってみ…

戦争と殲滅と戦慄と遷移と戦意について

WAR OF THE WORLD こと「宇宙戦争」は、H.G.ウェルズの傑作空想科学小説であり、1953年に制作された同名の映画は、コドモの頃から今まで3回以上観ただらうか。今回再び映画化されたこの作品、内容は血生臭く悲惨で絶望的であり、SFと呼ぶことをしばし戸惑…

未来帰去来

平成天皇のサイパン島慰霊訪問に関しては、さまざまな論評や評価が交わされてゐるが、相変はらず中国や韓国はワケのわからんことを言うておるな。 天皇が以前日本の植民地だったところに、日本人戦没者を慰霊する目的で赴いたのは終戦後初めてのことだ。太平…