中華破天荒

大玉4等分にて候

天津に「天津飯」は無かったし、南京に「南京袋」は見当たらなかった。(揚州炒飯てうのは何処に行っても有った) そもそも「中華飯」なんてうものは大陸の何処にも無かったし、「冷やし中華」の話をしたら、南京的朋友に怒られた。「振興中華」の標語を引くまでもなく、「中華」思想は振興すべきものであって、冷やすなど言語道断。ましてや料理の名前にして、毎年日本中で貪り喰ふとはけしからんてうのだ。
(-_-) no coment...
ちなみに「天津甘栗」てうのは有りましたが、産地は河北省で、日本資本の製品で御座ゐました。
(- + -)
まうじきやってくる7月14日、言ふまでもなく仏蘭西革命記念日であり、偉人の出国記念日であり、ペルリ提督の上陸記念日であることは万人周知のことであらうが、今年は「サルゲッチュ3」の発売日も重なり、空前絶後の祝典日になることが予想される。既にその発売はTVCMでも告知されており、増殖して巧みに踊るピポサル軍団と見るだに不気味なアンガールズが出演しており、一見に値するものである。聞けば既に街頭には、1秒でも早く入手したいてう不逞の輩が行列を開始しており、「スター・ウォーズ」の公開が目当ての行列と勘違ひしたマスコミが的外れなインタビューをしているとのこと。恐ろしいことだ。
(-_-;) http://www.piposaru.com/
曇りのち大雨。そんな破天荒に乗じて、ブラームスのピアノ協奏曲第1番などを大音量で響かせる。余りにも長大で雄大なマエストーソ、交響曲的第1楽章や、宗教的な安らぎと祈りの込められた第2楽章、そして重厚な対位法の嵐である第3楽章。更に嵐を呼び込む為、大切りの西瓜を貪り喰ひ乍ら、マーラーの千人交響曲へなだれ込む。
いつしか雨も上がり、遠くから花火大会の響き、遠雷の如し。


マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」