2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

赤玉回帰

懐かしき赤玉よ 枯葉散る赤玉公園に佇めば 木枯らしの兆しを感ず 今はまう ここに集ひ戯れる子供たちの姿も無く ただ老境の嗄れた呟きの聞こへるのみさて 枯葉舞ふ殺伐たる工事現場は 実はいにしへの遺跡の眠る大地にて 目には見へぬ神秘を求めて 大地を穿ち…

火星が出てゐる

日曜らしく?、自由に、しかし慌ただしく過ごす。 時々TVの前に座ってみたり、いつものやうに音消してCD大音量でかけてみたり、掃除するふりをして荷物纏めてみたり、庭の掃除する仕草見せてみたり、ゴミ集めてみたり服入れ替へてみたり、食材の残りを点検…

In Trutina

かなりの雨量が小一時間。たっぷり湿った、晩秋の雨の匂ひ。徐々に強まる風。 友人から貰った、アフリカ由来の乳香を焚く。目を閉じたほんの刹那、中近東の時間に引き戻される。背景音楽には、「カルミナ・ブラーナ」からイン・トゥルティナ(揺れ動く、我が…

不遜なることどもぞや

大韓民国的外交通商相潘基文氏、来日しないだの急に来るだの何だのかんだの、やってきてみれば我が邦の外務大臣に向かひて曰く、靖国神社とは別の追悼施設関連予算を計上せよハセヨとぞ。いったいお前様は何様ぞ? 厚顔無恥にして無礼千万、これこそ内政干渉…

背景音楽としては

さて、今天の問題はグレン・グールドだ。 バッハと「それ以外」の2枚組CDに収められた曲は全部で24曲。「それ以外」の方がいきなりブラームスのラプソディーで始まるのは気に入らないが、スクリャービンから超級緩慢なるモーツァルトのトルコ行進曲、スカ…

諸事咬論

大いに団子喰ふの日なり。 深夜に大雨降るの日なり。 朋友と激論交はす日なり。

文物考

奈良県明日香村、キトラ古墳の壁画剥ぎ取り工作は、我々現代人を実に複雑な心境に追ひ込む。 高松塚古墳の分解移築復元問題も然り。我々が開封しなければ、未発見のまま壁画は千年先までも保存されたのかもしれないし、我々が開封しなくても、明天発生する大…

マックなればこそ

久しぶりにMac製品を取り扱ってゐる電脳店に出掛ける。 噂のiPod nanoの実物を皮切りに、Mac mini、iMac G5などなど、しげしげと眺めては触ったり弄くったり、感心してみたり驚いたふりをしてみたりと数十分。その間、同じやうな不振な動きをみせてゐたお兄…

枝打ち工作

先月行ふ予定であった家の周りの樹木の枝打ちであるが、ハチの攻撃に因って開始して5分もしないうちに撤退を余儀なくされてゐたのだ。 そんなうちにも椿の実が次々に道路に落下したり*1、欅や柿の葉が隣家に舞ひ散ったりして、かういふことに異常に口五月蠅…

聖浄白眼

神に面白がらせと怠惰のために、こんなになつたのでございます。 今では何にも分りません。 曇つた寒い日の葉繁みでございます。 眼瞼に蜘蛛がいとを張ります。 (あゝ何を匿さうなにを匿さう。)しかし何の姦計があつてからのことではないのでございます。 …

思ふ

思惑は人それぞれ 思ひ込みも そして思ひ入れも 思ひはただひとつとしても 思ひ出は無数 星の如し 思ひ違ひも 時にはあるさ 思ひ 給へ 思ひ給へ

キリの有る話

偉人の思ひが天に通じたのか仏蘭西に伝はったのかは知らぬが、クリームチーズのkiriに「キリシェフ」(kiri Chef)が出た。 kiriと言へば、縦横3.8cm、厚さ1.5cmほどのキューブが6個(120g)入った紙箱のパッケージが広く流通してゐるのだが*1、このキューブ…

ペンギン・カフェ

朝早く、工作站に向かって走行中、彼方の路上に黒いものが歩いてゐる。その様子はどこから見てもペンギンそのもの。いくら寝惚け眼とは言へ、秋晴れの朝日に照らされたペンギンを見間違ふことはあるまい。次第に現場に接近してみれば、それは大きな大きなカ…

ウンパ・ルンパの謎

ティム・バートンの本質は「寓話」だ。 「ビートルジュース」「シザーハンズ」「マーズ・アタック!」「スリーピー・ホロウ」「猿の惑星」「ビッグ・フィッシュ」と書き連ねてみると、それぞれの物語りの大半が寓話であり、空想であり白昼夢であり、幻視であ…

黒胡麻と黒水城の没関係について

長坂養蜂場*1が作ってゐる「大地のはちみつ・黒ごまハニーペースト」をいただいたので、早速食べてみた。 瓶の蓋を開けてみると、黒々艶々としたペーストがたっぷりと沈殿しており、香ばしい香りはさておき、卓上に墨汁を置いたやうな光景となる。次に、こん…

合併諸事

今月から、隣接する市に吸収合併された我が町の話。 今天は市議会議員の増員選挙で、9名の立候補で4名が選ばれるとのこと。ちなみに最終的な投票率は80%弱で、我輩の投票した候補者は落選した模様。 (-_-)ふ〜む 合併後の様々な変化、大なり小なり。大な…

十三枚?

十三夜の月、いずこ。 午後から本降り。夕方から大雨。深夜までに小雨。雲間に月影を探す。 (-_-) 今天は図面工作に紛れて、昨夜密かに購入しておいたグリコのチョコレート「Aromamo(アロマーモ)」を食む。パッケージ表面のコピーに曰く、「微粉砕コーヒー…

隙間スヰッチ

タイミングの悪さが、終始付き纏ふ日。 どっかで何かが、ちょっとズレたのだらうね。例へば、胸椎や腰椎のちょっとしたズレが、意外な痛みを生じるやうに。家を出るのがほんの5分遅れただけで、甚大な事故に遭遇してしまうやうに。何かがどっかで、ほんの少…

泰式即食

今朝の朝食は、先般頂戴して秘蔵しておいた INSTANT PRAWN GREEN CURRY 泰国製のこの即食品、英語名を直訳すれば「即食海老緑色カレー」てうことになるが、フリーズドライのキューブに指示通りのお湯を注ぐと、出来上がりはスープ状になる。 成分は、Coconut…

☆光輝!

今天、青空が出てきたのは午後になってきてからのこと。乾いた空気に乗じ、バイクで隣県の博物館に向かふ。日中の走行は暑くも寒くもなく、極めて快適快調。でも、夕方からは多少身体が冷ゑるので、ジャケットを着用。往復125kmほどの走行距離で、帰りに給油…

夜来香海月夜

李連傑先生ことジェット・リー、先の印度洋大津波であわや海の藻屑と消へしかと一騒ぎ大騒ぎ有りしかば、そこは THE ONE にてさすが不死身故、危機を逃れたりけるを知る。されど果たしてまたもや、今度は印度西北部で休暇中?仕事中?の李博士*1、震災に遭遇…

KKH

双十節。終日雨。 パキスタン北部大地震の報道で出てくる地名を確認する為に、手持ちの地図コレクションを点検したが、なかなかあの辺りを的確に取り上げた地図は無いものだ。沢山有る中国地図は、どれも新彊のコングール山以西は極めて省略表記だし、パキス…

ヘボ

夜明け前、ふと目覚めてふらふらと台所へ。 のどの渇きを癒さむと、流しでコップに水を注ひでゐると妙な音。気のせいかと思ったが、暫く耳を峙ててゐると再び妙な音。「ぷしゅーっ」のやうな、「ぷふぁーっ」のやうな、妙な音はだうやら冷蔵庫から聞こへて来…

印巴大震撼

台湾の友人曰く、この夏ほど冷たい烏龍茶を飲んだ夏は無いとのこと。大陸での経験的な見解であるが、そもそも「茶」てう名詞には、暗黙のうちに「暖かい」又は「熱い」てう形容詞が内包されており、「冷たい」てう形容詞は含まれないものであったに相違無い…

お駄賃

夜明けの抜けるやうな快晴から、ほぼ半日かけて全天が徐々に暗澹たる灰色雲に覆はれ、日暮れを待たずに雨降り開始。予報通りの展開で、あとは如何にしてこの秋雨を愉しむか、だな。 (-_-)何する? やっとこさ前髪が眉毛まで伸びてきたので、前を切り揃へ眉毛…

好香好吃

そこはかとなく、音無く、切なく金木犀の香り。 秋雨の隙間、北天に僅かに覗く青空を頼りに、今朝はバイクで出掛ける。明け方まで降り続いてゐた小雨の残した小さな水たまりが路上の至る所にあって、前に行く車が跳ね上げる水飛沫がヘルメットのシールドを曇…

王道楽土

終日雨。秋雨の彼方に、晩秋の色。 (-_-) 備忘録:ニャック・ポアン(12世紀後半) 仏教との王ジャヤヴァルマン7世は、貯水池ジャヤ・タターカを建設した。その規模は3.5×1kmで、ニャック・ポアン遺跡は中央の小島にある。ニャック・ポアンは大小5つの正…

骨、休め!

ヒジュラ紀元1426年、9番目の月、即ちラマダンの始まり*1。 今更言ふまでもないが、人々はもっともっと、月の動きに留意する必要が有る。 それにしても「自爆テロ」とは、或る意味人生てう旅の極北だ。自らの肉体を爆発物と一体化せしめ、殆どが自らの意志…

亜細亜的甘味

タピオカが先かキャッサバが先か・・・ タピオカと言へばココナッツミルクに浮遊させたデザートを連想するのが世の常人の常であらうが、それではタピオカとは如何なるものかと問はるれば、さて何ぞや? 辞書的に調べれば、キャッサバの根茎より抽出せる澱粉…

大球体の落下せる也

夜明け前、巨大なボーグキューブから吐出されたスフィアが、西藏・補陀落宮上空を掠めてサムイェ・ゴンパ方面に落下する夢を見て目覚める。 この夢の脈絡は今ひとつ不明だが、宇宙と天空が合一される兆しと見るべきか、異星人の来襲は「インディペンデンス・…