In Trutina

工作の友、愛用の丸ペン

かなりの雨量が小一時間。たっぷり湿った、晩秋の雨の匂ひ。徐々に強まる風。
友人から貰った、アフリカ由来の乳香を焚く。目を閉じたほんの刹那、中近東の時間に引き戻される。背景音楽には、「カルミナ・ブラーナ」からイン・トゥルティナ(揺れ動く、我が心)を・・・
"In trutina mentis dubia fluctuant contraria lascivus amor et pudicitia.
Sed eligo quod video, collum iugo prebeo; ad iugum tamen suave transeo."
”我が胸の中なる秤、二つの錘に揺れ動く、恋の気儘と慎ましさ。
されど躊躇はず選ばむ、我が首に軛を付けむ、恋の逸楽の軛を。
たった2分ほどのこのやすらぎの旋律を繰り返し、先づはサラ・ブライトマンで。次にヘイリーで。更にはエディタ・グルベローヴァスミ・ジョーで。各種ソプラノの競演。
運命よ、世界の王妃よ!
(~0~)♪〜
今天にて、室内工作は一旦キリ。(ケリ?)身体の節々がちょっと気になり、密かに葛根湯飲んでおく。
低気圧と前線が抜けて、深夜にかけてばうばうと、冬の如く風吹く也。


ピュア