2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

無理矢理

半ば無理矢理だが、7時半には起きた。 寝ぼけ眼でゴミ袋持ってふらふらと集積場まで行くと、燃えるゴミは明天だった。曜日の感覚がいまだ不安定だが、これは今に始まったことではないので単なる勘違ひだらう。(か?) 登校中のコビト達が、こっちを見てへら…

念願叶ひて大いに弛緩せり

帰国後の念願であった、我が祖国の誇る偉大な巨大銭湯の大きな湯船に全身がふやけるまでつかって、できればそのまま眠ってしまひたいてう願望を叶へるため、軽バン駆って東へ。昼下がりの銭湯内部には客が10人前後。中には背中全面に刺青の入ったお兄さんが…

蘇生中

左手二の腕を蚊虫に喰はれたらしく、その痒みで目覚める。時計は夕方5時前を指してゐる。 (-_-) 飛行飛来による体内時計と極東時間のずれの影響はなかなか深刻で、今のところ整合する兆しは無い。おまけに巴里で怪我した右足膝もまだ痛いし、何より庭の草木…

生還

香港経由で巴里から飛来生還。 飛行時差と神の領域を侵犯してゐる恐怖で機内では一睡も出来ず、脱魂的幽体離脱的朦朧体での帰還だったが、幸ひ友人の出迎へと自宅までの送迎もあり、大感謝。 ここ数日間は朦朧体からの脱却と、極東日本時間への復帰同期に専…

太空人生

午後2時45分にシャルル・ド・ゴール空港を飛び立ち、北欧を横断してシベリアから中央アジア方面へ。今回は左の窓際にインドネシア女性、右の通路側には大柄なフランス人男性に夾まれて、身動き取れぬ状況に追ひ込まれてしまった。 インドネシア女性はフラン…

ねむれ巴里

巴里最後の夜は何にしやうかとあれこれ迷った挙げ句(迷ふほど多彩なメニューがあるだけ素晴らしいし、幸せだな)、未体験のオペラ・バスティーユでのコンサートに決定。 ジョルジュ・プレートル指揮、国立オペラ劇場オーケストラで、シューベルト(交響曲第…

或る展覧会

マドレーヌ寺院界隈、有名なフォーションの対面にあるピナコテークで開催中の、カイム=スーチンの展覧会に出かける。(フォーションの本店には日本人観光客が殺到し、1Fのブーランジェやパティスリーなども大混乱しておりまする。紅茶やジャムの売店は2F…

電影的感傷?

電影鑑賞日 Cabale a Kaboul:邦題は?不知道。無理やり訳せば「カーブルの陰謀」?ピンとこないが、とすれば陰謀ではなくて「カバラ」と解釈すべきか?? よくわからん。内乱の時代や海外覇権の跳梁時代、タリバーンの跋扈する時代からアメリカによる破壊の…

モスク拝観

ストライキの影響、まだまだ続いておりますです、はい。(猿居士氏離婚の祟り?) 待てどもメトロ来ず、来る車両はどの線もかなり満員状態で、乗り降り非常に不便。こんなタイミングに重ねて、どうやらラグビー世界選手権の準決勝線などがあるらしく、異常に…

大公園巡回&シャンゼリゼ劇場天井桟敷の日

昨天のストライキは解決しなかったらしく、今天も大規模ストライキの続き。といっても昨天のやうに全面運休ではなくて、組合に参加してゐない職員が細々と運行する頼りないダイヤなので、まったく時間が読めないワケだ。 でもその情報を知らなかったので、メ…

大徒歩逍遥日

今天は大規模ストライキの日。 パリ市内はメトロやバス、フランス国内はSNCF国鉄なども全て、終日ストップ。勿論、前日からテレビやラジオで大々的に告知されてゐたので知ってゐたが、朝メトロの駅に降りてみると、当然の如く伽藍堂であった。 仕方ないので…

シャンゼリゼ劇場の華

シャンゼリゼ劇場はシャンゼリゼ大通りに有るのではなく、モンテーニュ通りの13番地に在る。 ペレ兄弟の作で、1912年に建築されたのだが、鉄筋コンクリートで建てられた最初の有名建築である。ファサードはブールデルによる美しい高浮き彫りで飾られており、…

This is England

厳しい作品だ。 此が今のイギリスの現状だ、などと言はれてしまへばそれまでのことだが、この現状が何を意味してゐるのか。そして此の作品が作られたことも含めたイギリスの今と、どのやうに接すればよいのか・・・ 答の無い問ひかけだから、無理して解答を…

電影日

月曜日は映画の日。 "pariscope"の情報を精細に検討すれば、さまざまな映画を日に4本くらいは見て歩くことは可能だ。勿論、これはパリ市内のメトロでカバーできる範囲に限った事だが、殆どの映画館はこの範囲に存在するので、電光石火の術も不可能ではない。…

パン尽くし

日曜らしく?ちょっと遅めの朝食。 といっても、起きてパンカゴを覗いてみると、バゲットを買ひ忘れてゐたことが判明し、近所のブーランジェリーへ。今天は日曜だが、午前中(11時くらいまで)は開いてゐるパン屋が何軒か有るので、日曜日でも焼きたてのフラ…

巴里的週末

残された資金もろくにないくせに、今天は遊興三昧。 先づは電影観賞。『28週間後』は大まかな評判だけは聞き知ってゐたが、やはり前作とは似て非なる別物にて候。ちなみに電影院はレ・アールのシネコンだったのだが、値段は5.50ユーロ。この値段なら1日2本は…

巴里秋天

またみたびよたび、巴里の日々の再開。 キャセイ攻略に再び挑むものの、状況は昨天と同様もしくは更に悪化してゐる様子を聞くに及び、さすがにこれ以上のアプローチは諦める事にした。倫敦やダブリンに限らず、世界各地で中華世界の恩恵に浴してきた我輩だが…

巴里逍遥

嗚呼。巴里よ巴里。 日本はまだ存在しているやうで、オペラ座近くのジュンク堂書店で3.80ユーロもする高い高い朝日新聞を購入し、しげしげと日本の日常の片隅の一部を覗き突つき見る。脇見程度ですが。 今回は今迄とは違った、所謂日本式の漫画喫茶にチェッ…

夜行越境

パリから帰りの航空券。いとも簡単に予約が取れるとタカをくくってゐたのが大間違ひ。この週末はおろか、来週末も満員御礼。何とか空席を見つけたのが24日の便。シーズンでもないはずなのに、なんでこんなに満員なの? 斯くなる上は、ウェイティングリストを…

諸段階

アイルランドの予定が終はり、帰途に着いたはずなのだが、さうさう一気に物事が運ぶものではない。純粋なる「帰路」てう意味での帰国準備は、ダブリンから始まったといっても過言ではない。 しかし、今回好機の享受に因って得てゐる様々な恩恵の一環として、…

英国式日常?

友人はお仕事の為に8時頃出勤。奥様も午前中パートタイマーで9時半にはお出掛け。かくして、友人宅には我輩と愛犬のユキちゃんが残れり。 予定はいろいろあって、玄関先や裏庭をぐるりと取り囲む庭木果樹の剪定などなど、ちょっと余計なことも含めて昼過ぎま…

英国式週末その2

昨天の不足分まで取り戻さむと、布団に潜り込んで眠った御陰様で起床は9時半てうだらしなさ。 日曜の朝食は此処でもなぜかパンケーキで、自家製のジャムやチョコバターとバナナスライス乗せたり挟んだりして美味しくいただく。其の後皆で近くの森に出掛け、1…

英国式週末その1

昨夜は遅くまでいろいろ語り合ってゐて、ベッドに入ったのは午前3時を過ぎてゐたやうだが、午前8時頃には目覚めてしまって、さほど寝不足の感じは無い。 我が12年も山あり谷あり(ホントかいね?)の波乱万丈(破卵板上)紆余曲折の幾星霜であったが、この…

大移動日(越境編)

ハノーヴァからのドイツ人カップルは朝8時前に出発して行った。我輩も今朝は早めに起床して、8時半までにホステルのペラペラトースト2枚だけのお食事+バーガーキングで朝食セット(ベーコン&エッグバーガーのセット)追加注入して、長距離移動に備へる。…

湖畔の神秘とその重層

ホステルの8人部屋、なかなか忍耐力が必要です。 夜遅くに必ず何人か帰ってきて、荷物ごそごそベッドぎしぎし鼾ぐうぐう・・・ それと、最近は部屋の中に小さな手洗ひスペースが有るところも増ゑてきましたが、これも便利だけど実はとてもうるさい。眠って…

旅の功罪(大移動日)

旅が日常に成り果て、成り尽くされた時、人は嘗ての日常を懐かしみ、過去に戻って行く。 しかしその昔が、再び今の日常となってしまった時、人は新たな日常を求めて旅に出るのだ。 遂には、この永遠の繰り返しそのものが日常となり、終の棲家を見つける間も…

全宇宙共通の原理

ゴールウェイ、アイルランド銀行で両替。3万円が175.73ユーロに変貌(手数料は1.78ユーロ)。ところでだうしてユーロには複数形が無いの? そして世界・宇宙共通の原理とは・・・ 「近づくほど、見へなくなる」 てうこと。これ以上でもなく、これ以下でもな…