念願叶ひて大いに弛緩せり

スター・チャイルドの如く眠れる

帰国後の念願であった、我が祖国の誇る偉大な巨大銭湯の大きな湯船に全身がふやけるまでつかって、できればそのまま眠ってしまひたいてう願望を叶へるため、軽バン駆って東へ。昼下がりの銭湯内部には客が10人前後。中には背中全面に刺青の入ったお兄さんが二人も居たが、あとは殆どお年寄り。長髪は我輩だけだったので爺さん達からかなりじろじろ見られたが、いまどきのことだから男の長髪なんて珍しいはずもなからうから、そんなに恐ろしい目つきで睨まなくてもいいぢゃないか。あんたらの孫だにって、金髪や長髪がきっと居るでせう??
(―_―)!
           
時差ぼけの方はなかなか直らず、このまま放っておけば回復までに半年以上かかりさうなので、ショック療法に切り替へ。といっても、再び飛行機で欧州往復取って返しをしたり低周波治療などをするワケではなく、煌煌と点灯したまま眠ってみたり、早朝に自行車で海岸沿ひを激しく走行してみたり、抹茶ミルクをかなり濃くして飲んでみたりと多種併用。果たしてその効果や如何。
(-_-)?
             
それに、今天はここ数年の懸案であった或る貝塚資料館の内部に初潜入。正式開館は来月二十日なので、まだ展示品の本格的レイアウトは終了していないが、各設備はほぼ完成してゐた。特定の遺跡に特化された小さな資料館なのだが、その内容に込められた心意気は相当のもので、ほぼ唯一といってよい行政担当者の注いだ情熱の結晶であるといっても過言ではない。(まさに孤軍奮闘一所懸命の極み)
さて、開館には漕ぎ着けても、其ノ後の運営のことや管理・企画の点で不安も多いが、関係者の一人として可能な限りの手助けをしていくつもり。