2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
季節柄、羽虫との戦ひが開始されつつある。 自行車での高速走行中、口や鼻や耳や目に容赦なく飛び込んで来る羽虫が、先週あたりから急激に増加した。水田が多いことや、大小河川が縦横に走る土地柄、致し方ないことなのだらうが、それにしても空中に浮遊せし…
本当に、今までの人生、エクセルにかかわるとろくな話はひとつもない。 自由自在にその機能を駆使してさまざまな要素を表化してみたくはないことはないが、だからといっていまどき紀元前の電脳ではあるまいぞ、よもや苦心惨憺艱難辛苦して入力せし項目を上書…
節目、また一つ。 といっても48年ぶりの日本人ミスユニバース誕生や「なんとか還元水」氏の自殺の話ではないが、それにしてもなんであんなケバい化粧して西洋人達と張り合ふ必要があるのかね? ちょっとそこいらへんでは見た事も無いほど大仰な点け睫毛とア…
それでは殯はハレなのかケなのかといろいろ逡巡するのだが、判然としない。死が日常の一部に深く組み込まれてゐた時代や場所に棲息する人々にとってみれば、殯もケの範疇にあるとも言へやう。しかし、葬送儀礼が非日常の祭祀であると理解するならば、殯もハ…
普段日常殆ど聞く事のない「殯」てうコトバを、ここ数日方々で耳にすることだけを取り上げても、河瀬直美の功績は大きい。
ブルハン・オチャルは名高きジプシー音楽家。 The Trakya All Stars featuring SMADJ によるアルバム、TRAKYA DANCE PARTY は濃厚なトルコ風情が堪能出来る作品だ。トラキアとはトルコ北西部の地方名であり、トレースとも言ふ。其の一地方都市であるクルクラ…
いやはや、初夏の砂塵暴がこれほどまでにひどいとは。 本来青空なのだらうね、遥か上空は。青空に黄色っぽい、黄土色っぽい紗を掛けたやうな、例へやうのない気持ち悪い色。大陸から此の砂塵暴に乗ってやってくるのは、黄砂だけではあるまい。大気汚染物質も…
このところ中国製造品の過激な品質がよく話題になってゐるやうだ。 先の北京石景山游楽園における、各種真似キャラによるけだるいパレードは楽しかったが、土鍋から基準値の数百倍の鉛が検出されたり、ペットフードが動物達を死に至らしめたり、練り歯磨きが…
男も女モスなるドーナッツをば久々に喰はむと欲し、ドーナッツ屋へ。 此処ではいまどきではフツーの制度になってゐる、所謂自分で好きなものを取ってレジに出向くセルフ式で、既にぎょうさんの子連れ組みが並んでゐる。そもそも、気に入らないのがこのプラス…
内燃機関の偉大さを改めてつくづく・・・ 人間様の制御下に、高温の発熱機関を置くこと。化石燃料の爆発的燃焼を力学的作用に置換し、緩急強弱を制御する。生体としての活動能力を遥かに越ゑた力を手中に収めることに因って、人間様は万能様に昇格したやうな…
ビョークの歌声はさらりとした粘液の如く、肌に、ココロにまとはりつく・・・ (−_−) 季節を先取りしたやうな暖気は未だ湿気を含まず、28度の日中も日陰では涼しさを感じるほど。現場工作所周辺には寛げるやうな木陰こそ見当たらねども、無限に空中を這ふ道…
連日の激しいエクセル活動に加へ、再び三たび歯医者への通院を打診中であることに加へ、近く年内に飛行機に搭乗する可能性が徐々に高まりつつあることが相互に作用した結果、昨夕は帰宅するやいなや洗濯機だけを仕掛けて眠ってしまった。 目覚めたのは午前3…
斯く言ふわたくしもジタンの一種? (−_−)???
ジプシーブラス系の音楽は生で聴いた事など殆ど無いが、思ひ起せば巴里に潜伏中、方々のメトロ駅構内で小規模なブラスコンボを見かけた事は何度もあった。欧州の白人とは明らかに異なった風貌のヒトが多かったので記憶に残ってゐるのだが、彼らもジプシーブ…
ファンファーレ・チォカリーアのアルバム『クイーンズ&キングス 〜ワイルドで行こう』は、迫力満点のジプシーブラス。土俗の風情と国籍不明な雰囲気が混淆した希有な出来具合だ。 彼らがルーマニアのキング・オブ・ジプシーであるてうことを忘れてしまう瞬…
次回の訪中時には、是非此の目で確認しておきたいものだな。でも北京だけをとっても、他にもまだまだ真似類似キャラの居る遊園地がいくつも有りさうな気配。 (−_−) ところで「中京」なる奇怪な名称が存在する事など知らんヒトも多いことだらうが、辞書に拠…
奇怪な疑似キャラクターで一躍有名になった北京の石景山游楽園だが、国際報道に慌てて急激に真似モノを撤去した模様。公式 website を見ると、ノイシュヴァンシュタイン城の如く、白雪姫のお城の如く聳ゆる建造物が「幻想島」としてイラストで紹介されてゐる…
長久手の戦ひ、やうやう収束せり。 しかしそれにしてもだ、既に何発も発砲してゐる犯人に対し、SAT は反撃や先制攻撃など出来ない組織なのでせうか? 先に撃たれ、門扉の前に倒れてゐた警官の無防備さや危機感の無さ。更には5時間も何も出来なかった援護隊…
不安定な天気が続く。春と夏の鬩ぎ合ひ。雲走り、陽光照ったかと思へば俄雨。 旧暦4月のはじまりのこと。 (−_−) 著名な軟件であるエクセルを発明開発した人は、確かに偉大だと思ふ。 しかし、我輩にとってこの軟件を開示して入力などすることほどの苦痛は…
今宵新月。 それにしても人間様よ、飯喰ふばかりが能ではあるまいぞあるまいぞ。 (−_−); ゴミ出しの日、前日深夜に気付き、取りまとめて集積場所へ運ぶ。 招待所周辺は、可燃物も不燃物も同じ曜日だが、可燃物だけは早朝に居住する建物前の道端に放擲してお…
今夕、現場工作管理所の片隅で、蚊虫らしき羽虫の浮遊せるを見たり。 此の工作所への往来も残り1ヶ月ほどとなり、同時に招待所での潜伏も同様の時間を残すばかりとなったワケだが、自宅ならいざ知らず、蚊取り線香を焚く機会は果たして有るや無しや。 我輩…
「数百万人が移住を開始」てう大仰なコピーが否が応でも目立つ ASCII の解説書、「セカンドライフの歩き方」を書店で見かける。*1 3D CG によるオンラインのコミュニケーション空間である「セカンドライフ」に対しては、本能の領域に介入されたやうな嫌悪感…
Humanity is sitting on a ticking time bomb. If the vast majority of the world's scientists are right, we have just ten years to avert a major catastrophe that could send our entire planet into a tail-spin of epic destruction involving extr…
ビョークのことを本格的に知るきっかけになったのが、かの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』であったことは皮肉だった。 彼女の持つ独特な雰囲気はカリスマ性を孕み、同時に神秘的で、嫌悪するにも十分な情緒に満ちてゐる。蕩けるやうな、それでゐて呟き囁くや…
先日の BABEL に端を発し、世界の共時性につひて思ひ巡らせる過程で、ふと気になる事があって、ヴィム・ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』を改めて見る。 DER HIMMEL UBER BERLIN, EIN EN FILM VON WIM WENDERS *1 1987年の作品。89年末の壁崩壊直前の、…
解体され行く高松塚古墳の石室の様子を、テレビの画面で見る。 黒黴に浸蝕された女性群像の様子。墳墓を構築したいにしへ人の偉大さと、其れを開けてしまったいま人の宿命の哀しさ。それにしても、此の石室は魂の奥津城であり、安寧の宇宙空間であったはずな…
ところでヒュー・グラントだが、「二枚目だけどドジで何処となく冴ゑない中年男」てうキャラクターがすっかり定着してしまって、新作の" MUSIC AND LYRICS " でのアレックス役もその本道。ソフィーことドリュー・バリモア相手に、 80年代をバリバリに意識さ…
ヒュー・グラントが英国首相の役など演じることが出来たのも*1、ブレア首相の存在があったからだ。 若さに満ちたブレア氏の登壇は、古色然としたサッチャー時代の終焉を国民に目に見ゑるかたちで示したワケだが、ブレア氏はまだ54歳。引退宣言するには十分早…
" BABEL " に表現された世界。 閉塞感に満ちた、悲劇の連鎖。コトバの虚しさや、人間の哀しさ、そして何よりも世界の共時性。旅に身を置くことの多い自分にとっては、しばしば実感することだ。 人跡稀な不毛の土地をバスで移動し続ける時。夜行列車の窓に映…
そりゃー冷房効かせた部屋の中でTVなんぞ見乍ら玄米茶*1など淹れて弛緩した時間をぼんやりと過ごしてゐる分にゃーローマの平和の太平楽、他国の内戦だの紛争だのテロだの事件だのは別宇宙での出来事だらうし、知るも知らぬも逢坂の関。 君知るや傾城の由来と…