内燃機関

此処は何処か?

内燃機関の偉大さを改めてつくづく・・・
人間様の制御下に、高温の発熱機関を置くこと。化石燃料の爆発的燃焼を力学的作用に置換し、緩急強弱を制御する。生体としての活動能力を遥かに越ゑた力を手中に収めることに因って、人間様は万能様に昇格したやうな錯覚を覚ゑるのだらうね。
例へば自動車。生物としての人間様の行動範囲を絶対的に広げた。例へば飛行機。大地を這うべき人間様の視点を、侵してはならない神様と鳥様の領域にまで広げた。昔のヒトが想像力の翼で飛翔してきた空間を、物理的に占領してしまった。
人工衛星は人間様に大気圏外に浮遊する第三の目を与へ、電脳電絡網は個々の人間様に対し遠隔地に擬似的な目を持たせた。
個人が幾つのモーターを所有してゐるかてうことが、近現代的な生活様式の目安になってゐるらしいことは、哀しい基準だ。確かに、電脳に仕込まれた放熱用ファンも、ケータイに仕込まれたバイブも、勿論自動車も、家屋に設置された換気扇も、ビデオデッキも電子レンジも、洗濯機や冷蔵庫も、何らかの大小モーターを内蔵してゐるのだから一つの基準にはなり得るが、それがだうした。幾つモーターを所有してゐやうとも、其の人物の職業は何となく類推する手掛かりにはなるだらうが、性格も優劣も思想も心情も何も語るものではなく、如何に哀しく虚しい基準かてうことがよくわかる。何の指針にもならないしね。
(−_−)
人間様は内燃機関の上に座り、速度や方向をあれこれ操作して高速移動をし、自分の能力と錯覚してゐるだけのことなのだ。新幹線や飛行機に乗って、それほど高速に長距離移動する必要が本当に有るのかだうか、甚だ疑問だ。
朝の通勤ラッシュは苦痛以外の何ものでもないだらうが、時間帯に捕はれずに電車であてなく遠出することは楽しさうだが・・・
             

内燃機関 (機械系大学講義シリーズ (23))

内燃機関 (機械系大学講義シリーズ (23))

              
今天日中、気温は遂に30度に達し、屋外工作活動も屋内工作所でも汗だく埃塗れ。
こんな日のエクセル活動は脳細胞を破壊し、偉人を死に至らしむ。即ち、ここ数日のうちにエクセルは悪魔の軟件であることが立証されたワケだ。
兎に角、内燃機関に思ひを馳せ、モーターに囲まれて眠らうか・・・ 
(−_−)zzzzzzzz
トコロデ、階下でしきりにカエルが鳴きますが、池も水田も無いのにだうして???