2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

逢魔が時の出会ひと別れ

見知らぬ街の黄昏時 此の付近には信号も何もないはずなのに 西行きの車線は渋滞したまま少しも動く気配は無い 歩道を行き交ふ人々も 何故か皆伏し目がちに通り過ぎて行くばかり さっきまで乳白色で柔らかな巻き毛の律動を見せてゐた絹雲も 今は西の空で黄金…

ボーサヤノインクルミダルトミ・・・

望む望まざるに関はらず戦後最大の政治的な転機に立ち会ふこととなった マムシの小太郎はアルコールに沈没しカミになった 軽バンが軽々と持ち上げられ内部を循環する油が交換された 日曜夜の劇場は予想外に賑やかだった 闇に浮かぶ楕円形の建物の中で人々が…

妖艶なる男

井上陽水のシルキーなベルベットボイス・・・ 昨夜まで連続4日間、LIFE と題する贅沢な番組を見てゐてつくづく、此の人の希有な才能や奇妙な言動、余りにも魁偉な存在感を再認識した。 どの曲も美しく切なく透明で、どの曲もそれぞれが別々の世界観を持って…

さまざまな波紋

あらゆるものに一石を投じよ 天を映す鏡の如き水面に波紋をもたらし ココロの中の波紋を大いに掻き立てよ されど優しさは諸刃の剣 身を削る覚悟無き者は直ちに此処を去れ 放逐されし者の目指す約束の地とは・・・ 今夜は赤と白 そして今夜は公開前夜 ボーサ…

脈絡の有無を観ぜよ

玉虫と夏の欠片

夏の大きな欠片 遠く近く 白い雲と黒い雲のざわめき アブラゼミの鳴き声と風の流れ 水面を忙しげに行き交ふトンボたち それでも夕方にはヒグラシと虫の声 秋を迎へ何かが動き始めた感触を得る 或る人間の成長と進化 言語の多様化と文字の神秘 官能の充実と成…

秋空に夏雲のうたかた

晴天と情緒の関係

今天、大気中から湿度が失せ、天の青がどんどん深くなり、白い雲が遠近自由に浮遊する。 見渡せば夏草の勢ひも既に最頂を過ぎ、偉人に踏まれても復元するの力は実に弱々しいではないか。 秋だからと言って何がだうなるわけでもないが、何とは無しに情緒のさ…

山の神の居ます処は暑気も失せ

此処にもまた三位一体が・・・ うむ、主観・客観・達観か。 どこまでもトリニティなのだ。 今天是一遍遊行忌也

山入り

アガパンサスの涼しげな花のゆらめきが 実はとんでもなく気怠く瘴気と湿気に満ちた生温い大気のゆらぎに由来するものであると知るとき わたしは一人山上でそんな気違ひじみた輝きの太陽が沈むのを待って 雲間に漂ふ三日月のひとかけらでも見て それから深い…

新月毒の恐怖

「新月毒」が延髄あたりから脳内に滲入し、視床下部を経て脳梁に達し、酷い頭痛に苛まれる。 このやうな痛みは年に何度か、それも常に新月の前後にやってくるので、密かに「新月毒」と呼んでゐるのだ。 発症のメカニズムは複雑繊細、情緒やとりわけサンチマ…

文月新月朔太郎

此の夏はろくな日照りも無いままに立秋を迎へ、青空を見る機会は増えたものの風の音は完全に秋のそれ。 庭の雑草の勢ひもやうやう落ち着きつつあり、いつしか女郎蜘蛛が方々に巣を懸けて、羽虫の到来を待ってゐる。今天はシューベルトをヘヴィーローテーショ…

余波余韻的暁月夜

今天は或るカフェで若い人と話をする機会があったのだが、所謂ツンデレの実態や若者同士のコミュニケーションの現状、人見知りの心理や触れ合ひの意味、はたまた有象無象の欲望渦巻く凋落した斯界の下世話や業界人の生態などなど、我輩の見聞録からも遺漏さ…

十八供養

此処に十八の「18」は電子的に埋葬され、偉人自らに因って懇ろに供養されたのであった。 ところで、「18」の呪縛はコレで全てですか? そして夏の終はりとともに、三度目の呪文が天空より響き渡る。 ボーサヤノインクルミダルトミ・・・ これもまた三部…

海から山へ

お山の帰り、特殊工作員の潜伏先として指定された招待所を下見。 いつもとちょっと間取りの違ったタイプだが、環境は頗る宜しい。 暫くの間、原始生活から解放されることに・・・

秋の告解

夜ばかりならず、日中の空気までもが秋を孕む。 気温は高くとも、風の動きや触感、そして天の深浅が秋の訪れを物語る。 庭の片隅や、いつも走ってゐる海岸沿ひの自転車道の傍らにも、秋の気配が忍び寄る。 減衰する月の影響か、昨夜は予想外に感傷癖が前面に…

世界の処し方と我が身の行方に関する覚書き

曜日の感覚が失せ 流星群の時間が脳内を支配する 黄昏を夜明けと誤認し 深夜に於ける月の南中を正午に感じて仕舞ふ 海を渡れば意識は次の位相に展開していくし 水を浴びれば体内の垢離までもが浄化されていくやうな気がする 自分を取り囲む無数のモノが幻像…

蝮の小太郎と愉快な仲間たち

マンセーィ!! 優雅なる?ブレックファースト=門長屋の新奇なる利用法 ビビンネンミョン! アローイクラップ・チョンマネマシッソッソヨ! 赤く美しい韓国唐辛子と、緑の細長いのがタイのプリッキーヌ、最強の辛さ、恐るべし。 蝮の小太郎が今天より覇拿里…

南無三界萬霊烏藍婆拏

精霊棚の豊饒 渚を再現した彼岸 『盂蘭盆経』 から このように聞こえてまいりました。 釈尊が祇園精舎におられた時のことです。 目連は六神通を得ていましたので、父母を覚りに導き、乳哺(お育て)の恩に報いようと思いました。 ところが神通力で観てみると…

終盤的追ひ込み

矢張り秋の風情を感じる。 こんなに蒸し暑くても、雲の隙間から見える青空の色と高さと感触は誤魔化すことが出来ないのだ。 ソレニシテモ妙だな。結局1時間しか寝てゐないのに眠たさも無く、またぞろ夜鷹のパターンに突入予定。矢張り地震による地磁気の変化…

大動揺

太平の眠りを覚ます大地震 たった5秒で二度寝もならず といっても、昨夜床に就いたのは4時頃だったから、1時間ほどしか眠れなかったワケだ。 地震と台風の同期に関して、数日前からのイヤな予感が当たって仕舞ったやうだが、公表では当地の震度は4弱。実感…

余波警戒

南方から無限に押し寄せる凄まじい湿気に、磯と渚で砕け散る波頭の飛沫が混合され、外に出してある全てのものは潮気を被り、表面が曇りべたつく。 昨夕フロントガラスを洗ったばかりの自動車も、朝起きてみればまるで曇り硝子の如く汚れて仕舞っており、改め…

継続の力

てうことで、これまた40周年と遭遇。 此の偉大なわたくしとしたことが、The Beatles のことであるにもかかはらずノーマークで御座ゐました。 偉人が倫敦滞在中、此の横断歩道に出掛けたのが1988年のこと。 全て、今は昔のことなれば・・・ 【8月8日 AFP】ビ…

ひまわり (絵画) - Wikipedia

さても斯くなる炎天下、今天は方々より仰山の方々に御参集戴きまして誠に有難う御座ゐました。 調査担当者に勝手に成り代はり、僭越乍ら卒業生を代表し、各位に此の電子空間を借りて御礼申し上げ候。 今天は調査を早めに切り上げて、先づは赤羽根文化会館の…

炎天下的説明会大盛況御礼

ゴッホが「ひまわり」を描いたのは1888年8月から1890年1月にかけてのこと・・・ 此処にもまた、 18 の気配が濃厚に漂ふ。

宇宙夢中暑中霧中

朝起きてぼんやりと庭の方を眺めてゐると、なんとなく光の具合がおかしい。 雨が降ってゐる気配は無いし、先日のやうに薄暗いわけでもない。 寝ぼけてゐてなかなか思ひ当たる理由が浮かんで来ないので庭に出てみると、原因は濃霧であった。 いつもなら山裾だ…

復活と再生と循環の開始

今天も朝から薄暗く、当地はほぼ終日小雨。 見てゐると、止む様子も有るやうな無いやうな、実に曖昧模糊とした天候で、はっきりしない。おや、止んだのかしらむと外に出てみると、実は霧雨にけぶってゐるだけのことで、庭の草木もしっかり湿ってゐた。 さて…

水無月満月調査臨界

朝から時々小雨来て、数分で忽ち上がるのだが、そのあとはどんどん湿度が増してくる。 理の当然、蒸し暑さも正比例。まさに、梅雨のさなかに逆戻りして仕舞った感じのせるらむ。 お天気サイトを覗いてみると、遙か南方海上には台風の巨大な雲が渦巻いてゐる…

夢のあとさきに関する諸事諸疑問など

夢の共有。夢の世界の共有。 他人の夢の世界に、自分の夢の情景が流入する。 隣り合ふ位置関係。しかし確実に、空間は共有されてゐたやうだ。 ただ、夢見の最中に今回の対象人物の存在を意識した記憶は無い。 これは単に物理的な共振現象なのか、それとも精…

篠島へ、宮西へ、そして未だ見ぬ何処かへ

本年は諸事情に因り大いに遅れたりけるが、やうやう恒例の篠島詣でを果たしたりける。 今天の高速船、家族連れ多し。しかし、篠島で下船する者は意外に少なく、日間賀島へ向かふ者多し。 矢張り篠島はPRがベタで下手で、日間賀島はしたたかだ。 帰宅後、其の…