2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

いにしへの秋の炉穴や火廼要慎

縄文早期の炉穴を巡る話題は謎と共になかなか尽きず、かういふ逡巡も考古学の醍醐味の重要な一部であるのだらうが、気忙しくかまびすしい緊急発掘の現場ではなかなか確保の難しいひとときだ。 草創期や早期を通じて確立され、主に列島の太平洋沿岸(南九州か…

朝餉にも柿の実喰ふは何処の誰そ

ひんやりとした朝方の空気が心地良い。 朝から巨大な柿を喰って仕舞ひ、別に体を冷やさうと思ってゐたワケではないのだが、いつもなら3枚や4枚はむしゃむしゃと喰ふ食パンも今朝は2枚きりで、1枚目はイチゴジャムで(但しアヲハタに非ず)、2枚目はピーナッ…

物述べ

今天、神無月一日。 新月を迎へ、一ヶ月間のものいみが終了し、本日よりもののべを再開する。 新規工作現場の開始に従ひ香炉峰下新たに山居を卜し、久かたぶりに現代的な招待所に居を移し、偶々東壁に題して曰く、「汝、再び山に登りて大いに笑へ!」とぞ。 …