2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

地下で蠢くもの

南京の朋友より、ピポサルの目撃情報・・・ではなく、地鉄こと地下鉄開通の一報入る。 画像を見る限り、車体はどうやら中国製と思われる無骨なデザインだ。その割に地上駅舎はチューブ状の構造物で、なんとなくちぐはぐな感じがする。広州や上海に地下鉄が出…

ピポサルの惑星

東京の友人から緊急情報が入った。僕が以前から密かにその存在を気にかけていたピポサルを目撃したというのだ! 現場は人だかりの黒山で、サルは臆するどころか調子に乗って盆踊りのようなものを踊っていたという。観衆の多くはコビトのわけだが、司会の姉御…

古代文明編

「大英博物館の至宝展」がらみで販売されていた食玩の出来は、当の大英博物館のミュージアム・ショップでの取り扱いが決定されたことからもわかるように、かなり精巧な出来のものだった。もちろん海洋堂の企画制作なのだけど、こういうことをしている限りに…

水中天

昼前、十分味の染み込んだ茶蛋を、寝ぼけ眼で口に放り込んでもぐもぐもごもごとしながらふらふらと庭に出てみると、ホテイアオイの涼しげな花が咲いていた。 雨水受けの水槽なのだが、ボウフラ対策にメダカを飼いながら、数種類の水草を放り込んで早くも5年…

蕎麦と茶蛋

昨日に引き続き仕事関係の来客で、ホスト役の友人らと昼食のご相伴にあやかる。 成り行きと偶然で結局両日とも同じ麺屋だったのだが、これまた蒸し暑さとその場の雰囲気でざる蕎麦をいただいた。手打ちで細切りのその蕎麦はたいへん美味しく、喉越しもさわや…

蚊帳だの蠅帳だの・・・

蚊帳を吊って寝ているが、今では珍しいことになりつつあるのだろう。 ご幼少の砌、最後に蚊帳を使っていたという記憶は小学校4年で途絶えていたし、アルバムを見ても中学生以後の写真には写されていない。その理由は、網戸の導入によるものが大きいと思うの…

シラサギ・アマサギの違いは?

田植えの終わった一面の緑にぽつねんと白一点、シラサギ1羽。目にも鮮やかな、涼しげな光景。 それに対してアマサギはいつも群で居て、時には十数羽が飛び跳ねているのを見たこともある。たいていは人間が耕耘機で田起こしをしたあとを付かず離れず、土中か…

青春朱夏白秋黒冬

夏至も過ぎて、午後7時過ぎまで明るい。感覚的にはいちばん日が長いのは、8月初め頃のような気がするが、そうではないのだ。 旧暦ではまだ5月初旬であり、ヨーロッパ各地に残るメイデイやメイポールを立てて舞い踊るお祭りは、今頃行われているはずだ。太…

異種珈琲

大いに晴れて、暑い。日差しは既に真夏並みだ。 台風で荒廃した庭の修復をするかたわら、いただいたタンポポの根を使って所謂「蒲公英珈琲=タンポポ・コーヒー」を作る。すでにほどよく乾燥させた根をハサミでできるだけ均等な大きさに切り、コンロにかけた…

台風と人間とサボテンの花

暴風雨。でも幸いなことに雨の量は予想の半分以下だった。夕方前に雨は止んでしまったので、海岸に出てみた。当然の事ながら凄まじい荒れようで、けぶる水平線の彼方から無限に押し寄せるうねりが次々に砕けて、雨よりも激しい飛沫となって車に打ち付ける。 …

予兆

巨大な台風が接近中であることは、すでに数日前から察知されていた。天気予報を見ていたからではなく、風や雲や波の尋常ならざる微妙な動きから、台風の存在を感じ取っていたのだ。 ここは太平洋岸なので、南海洋の動きには極めて敏感なのだ。風がさほど強く…

謎の贈り物

「父の日」が近いらしい、ということは超級市場の店頭に臨時に組まれた、取って付けたような「父の日コーナー」の存在によって窺い知ることができる。甚平やらネクタイといった、身につけるものが多いようだが、先日奇妙なものをみつけた。 ホームセンター屋…

松塩・竹塩・梅塩?

「松塩」歯磨きを使い始めて、1ヶ月になる。特別にみるみると歯が白くなるわけでも、虫歯が消えていくわけでも、顔がよくなるわけでも何でもないが、箱書きにあるとおり、「いままでなかった爽快感」で大変宜しい。このような使用感を予想して買ったわけで…

チェリー・ボム

アメリカン・チェリーが安かったので、買ってみた。200gあるかないかくらいの小袋が230円。毎年姿は見かけるものの、値段に負けて食べたことはほとんど無い果物だった。いつもはもっと高かったような気がするのだが・・・ 黒々と良く熟れて、如何にも美味し…

釣れた魚は意外にも巨大だった!

山の作業で少し妙な具合に腰をひねってしまい、久しぶりに行動に支障を来す始末。(T_T) 一昨年、内蒙古は包頭市内で跳ね上がったミニバスのせいで胸椎を骨折してからというもの、屋外で作業を始めたりひたすら机の前でのドメスティックワークが続くとたいて…

身体変形習俗

博物館で展示の手伝いをした。 自分の関わった縄文貝塚から出土した遺物の報告展示なのだけど、スペースの関係で過去発見された人骨頭部も展示することになった。もちろんそれは、古人骨の専門家によって復元されたものなのだけど、最大の特徴は所謂「叉状研…

或る平凡な一日

大陸の乾いた空気がやってきて、秋の如くさやけき青空。集中しなければならないドメスティックワークが終わったのは、夜明け後のことだった。一晩中かなり涼しい風が吹き続けて、おかげで蚊虫はどこかに飛んでいってしまったようだった。自動的に蚊帳吊りは…

メメント・モリ

「台風一過」とはならず、曇りがちな一日となる。 昨夜のレーガン元大統領の国葬風景。荘厳と言う言葉はあまりふさわしくなかったが、気宇壮大な規模のものだった。現役各国首脳はサミットからの流れで、レーガン時代の元現役たちと一堂に会する風景はなかな…

蹲中天

台風崩れの温帯低気圧の接近で、徐々に風雨が強まってきた。 長年自分で焼いた炭(竹が主)の貯蔵庫として、大きなナマコ火鉢を使ってきた。今年の冬で殆どの炭を使い尽くしたこともあって、先日土間の片隅から引っ張り出して洗ってやった。少し小さめでひび…

ジャックとユーカリの樹

庭にユーカリを植えて、かれこれ5年になる。 ホームセンターの苗木コーナーの片隅で、倒れて踏まれてみすぼらしくなった1mほどの若木をみつけたのが秋のことだったろうか、今植えても育たないかも知れないな、などと思いつつも「500円」に値引きされたそ…

東京・上海・ベルリン

年に何度か上京するが、ユースホステルに泊まる場合が多い。ほとんどが飯田橋駅の「東京国際ユースホステル」なのだけど、予約が取れなかったりして代々木の方に泊まったこともあった。代々木はユースにしては珍しい個室なのだが、飯田橋は2段ベッド2組の…

老東巴の憂い

昨夜のTV番組「世界遺産」は中国雲南省麗江だった。麗江ことリージャンには2度でかけているが、いずれも数年前の大地震以前の話だ。番組でもその状況が少し説明されていたが、中国政府の鉄筋による復興計画提案に対して、リージャンの人々は昔ながらの木…

梅雨の食材?

梅雨に入って終日雨が降る。気が付くと庭の方々にでんでん虫が出現していて、妙に大きなものが多い。ついでになめくじも出てきているが、彼らはどのような関係なのだろうか? 傘を差して近所の田んぼに出かけてみると、予想以上にオタマジャクシがたくさん泳…

魅惑の外食

外食の頻度は極めて少ない方だ。 今日は名古屋方面から女性3名のお客様の来訪であり、それにかこつけて町内で一番オシャレ、というかコジャレた喫茶店のやうなレストランのやうなお店へ出かけた。ランチと言う割に3時までのタイムサービスで、ボリュームの…

感傷癖

天安門事件から15年。 僕が欧州から帰国した年に発生した大事件だし、中国ビザのことで巴里で悶々としていた思い出もあり、極めて印象的な年だった。事件の発生は中華街で売られていた中国語新聞「星島日報」で知った。日に日に悪化する状況は紙面に踊る漢…

野菜の花

庭は広いが畑として使っている部分は狭いので、そんなに多くの野菜を育てているわけではない。 この夏に向けて植えたのは、トマト・ミニトマト・キュウリ・枝豆・アスパラガス、そしてゴーヤーなど。ジャガイモは芽が出てしまったので畑の片隅に埋めておいた…

有名人の意味

テレビなどを漫然と見ていると、食べ物紹介の番組の多いこと多いこと。 呆れるのはいまだに「行列の出来る○○屋」だの、安易で軽薄なものが含まれていること。とりわけ眉をひそめるのは、そのレストランだの食堂だのの格を説明する際に、有名人の誰々が訪れた…