2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

新暦晦日的月亮漂亮

新暦の大晦日に 満月が重なる偶然 其の満月に発生した部分月食 この意味の重さ 本来は目に見えぬ新月の下で行われるべきさまざまな行事が 満月の光を浴びて行われてゐる その意味の軽さ 村人たちに混ざり 除夜の鐘を突かうと出掛けた古刹の鐘楼で 午前0時と…

冬の日の幻想とドッペルゲンガー

見よ、コビトどものこの不遜なる振る舞ひを! 許すまじ!!

監視塔

世界を見渡す窓 宇宙を見張る家 地球防衛軍の目 鳥類による監視 視姦 弛緩 私感 昭和初期の前衛と優美

歓迎鍋!

往還する日々

脈絡と経絡の宇宙

久しぶりに工作員招待所を抜け出して、いまや偉大な神秘空間となりつつあるパナリ荘へ。 買ひ物込みで都合3時間の道のりだが、岬が近付くにつれて風が強まり、ああ、いつものやうに冬の狂風の時期になって仕舞ってゐるのだなあと、信号で停車中にも関はらず…

ものごとの脈絡

南無・・・

行くべき道や 進むべき道がいつも険しい上り坂だったり 曲がりくねった狭い道なのは何故だらうね そんな道を苦痛と思はず 吹く風を心の友と 口笛に心まぎらはし 何処までも行く 山を越え海を越え 極東の蓬莱島から 極西はドルイドの不可思議国まで 何処まで…

彩雲と釉薬の不思議

冬の大空に虹色の彩雲を見たの日 掌の上には釉薬の透明感溢れる碧 透明なものに惹かれます。 水や硝子や鉱物や空気、そして光や音楽や人の心まで、透明なもの、透明感に満ちたものに心惹かれます。 油絵より水彩画、野獣派より印象派、ル・コルビジェよりフ…

冬至頌

朧気な夜明けのあかときを経て 弱々しくも儚くも いとうつくしきかな 此の朝の光芒 薄氷を煌めかせ 霜柱を輝かせ 明日の日に蘇る 凜と張り詰めた空気が肌に沁み 一陽来復 さて わたくしは何処へ行かう 誰と出会ひ 何を語らう 地中深くの更なる奥で冬眠に入っ…

霜月六日 冬の日の幻想と朝のかむばせ

初雪や 「ら」抜き「た」抜きの 忍び足

「中央線上のパルティータとフーガ」または青春と邂逅、そして含羞

何処に出向いても付きまとって来ますね。此処、阿佐ヶ谷でも・・・ 網様体の劣化?

チベットと縄文土偶と高速移動の関係

■大土偶展の感想など 日本各地の縄文遺跡から出土した土偶が集められ、上野で展覧されてゐた。 たった1室の展覧会だが、極西の大ブリテン島からの里帰り凱旋企画てうこともあって、なかなか懇ろに肝煎りの広告宣伝の効果もあって、大盛況。 入室するやいなや…

目と手と世界の関係

大地に穿たれた目 方法序説 (岩波文庫)作者: デカルト,Ren´e Descartes,谷川多佳子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/07/16メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 344回この商品を含むブログ (203件) を見る 物理数学における微分方程式 (数理物理学方法…

風花鏡旅気質

嗚呼 儚き風花の舞ふ夜明け 冬の足音は確実に我が頭上を制覇して いまや山里のあばら屋の軒先や物寂しげなバス停の時刻表を揺らし 大地を覆ふ 今宵はひうひうと 電線ばかりか竹藪も鳴きさんざめき いにしへの魂を揺さぶる 地霊の導くままに 風花の行く先を追…

霜月朔日 君子交淡若水

水髄方円 上善如水 そして悪石は積まれたまま朽ち果て 雨に削られて風に舞ふ 夫れ、今はただ水の如く嗤へ 暗く冷たい新月の夜に ただ水の如く 嗤へ

己のしくみと西蔵の没関係

このところ、我輩を取り巻く環境と内観的感興が益々混沌化し、内外の境界が極めて曖昧になり、現実と幻視の区別や、自己意識と他己意識の判別能力そのものが低下。 更に、毎天の激しい工作活動に因る肉体疲労の蓄積や、週末毎の新たな遭遇や高速式長距離移動…

水晶の出土と虹の出現

あの虹はきっと 山の上の発掘現場で いまさっき出土した黒水晶のなかに閉じ込められてゐたものだよ きっと あの虹色の蛇は 十三億六千三百万年前に地上を這ってゐた二十七匹の蛇の中の一匹で 一万四千六百三十七年前に 月の裏側の暗黒を支配するカミに因って…

陰陽の狭間にふと思ふ

冬の寒さも未だ来ぬうちに 三椏は既に花芽で春を待つ 街を彷徨ふ魂も 電車通りの石畳の上で 小刻みに震え乍ら 暖かな心の触れ合ひを待ってゐる 木枯らしに実を竦め乍ら 春の欠片を待ってゐる 宿り木までもが身を竦め 野鳥の囀りを夢のまにまに 微睡み微笑み…

二十六夜月の光は瘴気を孕み心の隙間に浸透し幻惑と肉体の衰弱を齎す

世界を睥睨する「二つの塔」 「黄金の生命」を幻視させる光景 黄金と生命 ― 時間と練金の人類史作者: 鶴岡真弓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/04/25メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 43回この商品を含むブログ (49件) を見る

無人回廊

酸化皮膜の憂愁

心の鏡は水鏡

天を映して心情にさざめき 地に在りて善きことを湛へ 人心を察して情緒に揺らぐ

霜降り霜立ち霜和み 冬来てそして ジョン・レノンの歌声が・・・

転がり弾む土玉の如き人生たち

転がるものが全て 落ちてゆくわけではない 転がりながら弾み 登り行くものも居るのだ そしてこのお山にも獣の気配が・・・

水の意思

雨降り雨止み雨上がり

そしてやがて 紅葉と黄昏と虹の三位交合が開始され・・・ 虹の弓は天を刺す刀となって 天逆鉾のいにしへに倣ひ 天を裂く

枯葉散る里の枯れ田の畦行けば

秋の終はりの里山の よじれまいおす知恵の輪を 独り潜りて蘇り 散り行く木々の枝のまにまに ふと見ると、雑木林の中にヨジレマイオスの円環が!

鶴岡真弓の 本と講座NEWS

寂静的 Bodhisattva への道

おまけ! ******************* ■ 多摩美術大学 鶴岡研究室からのお知らせ(以下転載) 鶴岡研究室より いつもお世話になっております。 ロンドンの大英博物館「The Power of Dogu 土偶の力」展でのシンポジウムより帰国いたしました。 (…