青春朱夏白秋黒冬

夕日に映えて更に紅く

夏至も過ぎて、午後7時過ぎまで明るい。感覚的にはいちばん日が長いのは、8月初め頃のような気がするが、そうではないのだ。
旧暦ではまだ5月初旬であり、ヨーロッパ各地に残るメイデイやメイポールを立てて舞い踊るお祭りは、今頃行われているはずだ。太陽の力は今日を境に、冬至に向かって減衰を始めるわけだが、夏至冬至に火を焚く祭が多いことは太陽信仰と密接に結びついているからだと思う。イギリスの田舎で見た魔女の火祭りも、確か今頃だったな。
燃える太陽をイメージさせるような花々が、身近で咲き始めた。アメリデイゴがその典型で、マメ科にしてはたいそう派手な深紅の花が蕾を開き始めている。春先には黄色い花が多いが、夏は紅い花が多いような気もする。時を同じくしてベルガモットオシロイバナも咲き始めたが、こちらも赤系だ。関係有るのか無いのか不明だが、今日はベトナムみやげにもらった真っ赤なTシャツを着ていた。
あとは火でも焚くべきか?