羽虫界

痕跡

季節柄、羽虫との戦ひが開始されつつある。
自行車での高速走行中、口や鼻や耳や目に容赦なく飛び込んで来る羽虫が、先週あたりから急激に増加した。水田が多いことや、大小河川が縦横に走る土地柄、致し方ないことなのだらうが、それにしても空中に浮遊せし此の羽虫の数を見よ!
(−_−)閉口
そいでもって、自動車の場合も油断は出来ないワケで、フロントガラスに激突して劇的な死を遂げる羽虫甲虫の数も、これからますます増加するのだ。へばりついてしまった虫の屍骸が、ウォッシャー液などでも容易には洗ひ流すことが出来ないので厄介だ。俗に蟻酸の科学的成分は知らんが、可成り強力な酸であることは察せらるる。甲虫などの場合は硝子まで解けてしまふのではないかと思はるるほどである。
今天も、夜間走行中気の早い黄金虫(らしき甲虫)と衝突し、硝子にイヤな感じの粘液残る。此の粘液こそ、名も知らぬ甲虫の生きた証?
さて、我輩は何と激突して、どのやうな痕跡を残すのか?
(−_−)証?
                 

台湾産ハムシ類幼虫・成虫分類図説

台湾産ハムシ類幼虫・成虫分類図説

雨多く、何やらはっきりしない天気。
思ひ起せば此の春に菜種梅雨無く、雨量少なく、山に雪無く、此の夏の水具合や如何に。
(−_−)水恋し