巴里逍遥

ダイアナ妃事故死現場近く

嗚呼。巴里よ巴里。
日本はまだ存在しているやうで、オペラ座近くのジュンク堂書店で3.80ユーロもする高い高い朝日新聞を購入し、しげしげと日本の日常の片隅の一部を覗き突つき見る。脇見程度ですが。
今回は今迄とは違った、所謂日本式の漫画喫茶にチェックインし、1時間6ユーロほどでインターネットにアクセスしているのだが、此処にはマックが2台置いてあって、本当に久々にアップルデザインとコンタクトする。実に2ヶ月ぶりですね。
英国からメールを出しておいた自転車旅行者伊東心氏からメールが届いていて、イタリアを北上中との事。上手くいけば我輩が仏蘭西滞在中有に再会を果たしたかったのだが、残念ながら今回はニアミスにて候。ちなみに彼は昨年夏にチベットカイラスで出会ってから、中央アジア諸国を走破して現在イタリア迄来たりける強者であって、3年かけて自転車で世界一周を実行中なのだ。驚くべきことだが、実にさらりとした好青年で、なんとか無事に全世界を走破してもらいたいものだ。
      
巴里は既に秋色。
刹那の旅人にはロマンチックな枯れ葉も、パリジァンにとってはただのゴミ。主に黒人の清掃作業員たちが奇妙な機械を操作して、吹き飛ばしたり掻き集めたりして毎日処理しているが、当然無限に落ちて来るので翌日はまたゼロからの開始。これも風物詩の一端?