モスク拝観

パティオからミナレットを見る

ストライキの影響、まだまだ続いておりますです、はい。(猿居士氏離婚の祟り?)
待てどもメトロ来ず、来る車両はどの線もかなり満員状態で、乗り降り非常に不便。こんなタイミングに重ねて、どうやらラグビー世界選手権の準決勝線などがあるらしく、異常に大量の英国人が市内中に溢れ返り、ストライキの余波に拍車をかけている状況。巴里市内に何軒かある、英国式のパブ周辺にも当然のごとく英国人の大集団が押し掛けて路上まで溢れ返り、交通渋滞まで引き起こしている始末。我輩は呆れて眺めるばかり哉。
そんな混乱を横目に、今天は巴里のモスク*1に侵入。といってもイスラム教徒ではないのでミフラーブのある本堂には入れないものの、回廊や中庭周辺、資料室などは見せて頂けるワケで、裏側の入り口から入ればそこにはハマムもあるし、売店やイスラミックなカフェもある。今回は礼拝の合間に入ったので、比較的閑散とした内部の様子。入り口付近にはアラビア語とフランス語の併記された各種告知板などがあって、横にはメッカツアーの広告もある。ちなみにイスラム暦では今年は1428年で、パリからジェッダもしくはメディナへの往復航空券込みで2950ユーロ。これが果たして安いのか高いのかは全く不明だが、ジェッダ、メッカ、メディナアラファト、ミーナなどの聖地を特別チャーターバスで巡回するやうだから大変豪華な内容であらう。
一通りの見学を終えたのち、ホントはカフェでミントティーでも飲みたかったのだが、室内の席は満員御礼で、中庭のテラスはガラガラだったのだが今天は気温低く肌寒く、諦めた。そのままぶらりとメトロのプラスモンジェ方面へ。古代ルテチアの円形劇場跡(公園)で爺さん達のペタンクをちょこっと見学し、寒かったのでモンジュあたりのカフェに沈没してエクスプレス1杯。歩き流れてセーヌ川岸のアラブ世界研究所まで。
マニフェスタシオン(ストライキ)の御蔭様で、ここ数日普段の5倍ほど歩いているので、さすがにちょっと疲れました。帰国間近ですが、なにか?
              
 
            
 
                  

*1:1922年から28年にかけて建てられた、スペイン-ムーア様式の建築物。ミナレットは方形塔1本。内部はペルシャの絨毯、マグレブの銅製品、レバノン杉の内装などなどイスラム諸国からの精品が集められている