英国式日常?

音が弾み、歌が溢れる

友人はお仕事の為に8時頃出勤。奥様も午前中パートタイマーで9時半にはお出掛け。かくして、友人宅には我輩と愛犬のユキちゃんが残れり。
予定はいろいろあって、玄関先や裏庭をぐるりと取り囲む庭木果樹の剪定などなど、ちょっと余計なことも含めて昼過ぎまで、ずっと外でごそごそしてゐた。
午後、奥様帰宅とほぼ同時に停電。よくあるのださうな。そして年1回の煙突掃除職人の来る日だったやうで、マントルピースの煙突を僅か数十分で巧みに掃除。まさに職人技。ちなみにこの時期は各家で煙突掃除をすることが半ば義務化されてゐるやうで、来たるべき長くて寒い冬に掃除もしてゐない煙突で火を焚けば、火の粉が飛んで火事を誘発することになるからで、もっともなこと。
夜6時半、旦那様の帰宅後はすぐ食事をとって(美味しいイタリアンパスタ!)、週1回やってゐるバンドの練習見学のため同行。実はこの友人との付き合ひは音楽関係の分野で長く、ずーっと一緒にバンドをやってゐたので今彼がどのやうな音楽に挑戦してゐるのかてうことに興味はあるのだ。貸しスタジオまでは車で30分、人里からちょっと離れた工場跡を改造して作ったスタジオで、機材は簡単なPA以外は全て持ち込み。メンバーは4名で、友人以外の3人は幼馴染の20代後半の若者たち。友人は唯一外人かつ40代なのでどのやうな雰囲気での練習が行はれるのか楽しみだったのだが、年齢国籍一切関係なく、ごくごく自然に楽しく激しく、数時間はあっと言ふ間に過ぎてしまふ。3人とも個性豊かで、ロックの一言以外はジャンルや雰囲気に囚はれず、全てオリジナル曲を演奏。ギグも何度も行ってゐるし、妙なエフェクターを矢鱈かける音色でもないし、極めてストレートなロックに久しぶりに直接接した気分。我輩は持参したデジカメで動画を撮影したので、YOU tubeあたりにアップしてみる?!
11時半過ぎに帰宅。心地よき疲れ、とはまさにこのこと。でもこれは、友人の此処での日常の一端。