亜細亜的甘味

色とりどりの宇宙花

タピオカが先かキャッサバが先か・・・
タピオカと言へばココナッツミルクに浮遊させたデザートを連想するのが世の常人の常であらうが、それではタピオカとは如何なるものかと問はるれば、さて何ぞや?
辞書的に調べれば、キャッサバの根茎より抽出せる澱粉より作りたりける云々とある。それでは次に、キャッサバとは何かと言へば、「トウダイグサ科の植物で原産地は伯剌西爾北西部及び墨西歌西部。非洲には16世紀、亜細亜には19世紀に広がった。根茎を食用、飼料用(チップ等)、澱粉原料用に使用するが、根茎に青酸を含む品種もあり、その場合は水洗ひに因り無毒化する。また、澱粉はタピオカと称し、東南亜細亜より欧州等に多量に輸出されてゐる。世界の生産量は薬.3億頓で、伯剌西爾、泰、印度尼西亜等が主産地である」とある。
定義はこれで十分だが、それでは実際にどのやうにしてあの粒々に形成してゐるのだらうね?
(-_-)?
時折小雨の通り雨。終日雲多い日で、庭に干してゐた檸檬草を出したりしまったり。自動車やバイクを洗ってみたり、草の続きを刈ってみたり。こんな時のBGMは、ワルキューレの騎行が宜しい。
日もとっぷり暮れた頃、厨房の片隅から発見されたのが、タピオカだ。使ひかけの袋に100gほどが残ってゐたもので、密かに常備せるココナッツミルクパウダーの存在を確認した後に、茹で方開始。白い小さい粒だが、芯まで透明に茹で上げるには可成りの時間がかかる。時折確認しつつ、弱火で20分ほど。別に、お湯で溶いたココナッツミルクパウダーに砂糖を加へ、シロップを用意し、程良く冷ましてからタピオカを投入。(豆乳でもいいな)これで数日分のデザートを確保せり。
(~0~)
ところでナタ・デ・ココって何?


エイジアン・デザート―新しくて懐かしい甘味世界