ヘボ

天国への階段?

夜明け前、ふと目覚めてふらふらと台所へ。
のどの渇きを癒さむと、流しでコップに水を注ひでゐると妙な音。気のせいかと思ったが、暫く耳を峙ててゐると再び妙な音。「ぷしゅーっ」のやうな、「ぷふぁーっ」のやうな、妙な音はだうやら冷蔵庫から聞こへて来る。何の音にいちばん似てゐるかと言へば、ダースヴェーダー(ベーダー?、ベイダー?)の息の音そのものではないか。何故か慌てて意味無く身構へ、恐る恐る冷蔵庫に接近。(水の入ったコップを持ったまま) 何のこたぁない、冷蔵庫の冷却剤(フロンガス?)がポンプで循環する音が、夜明け前の静寂で目立って聞こへてしまっただけなのだが、もしこれが本物のダースヴェーダーだったら、どーしたらよいの?!
(-_-)
高気圧の力が今ひとつで、列島南岸沿ひの秋雨前線も付かず離れず。朝方は青空が方々に覗いてゐたが、昼過ぎには忽ち曇り空。夕方には小雨。今天は庭で、妙に沢山の蛙を見かける。
(-_-)なんで?
今宵のN響アワー、庄司紗矢香によるショスタコーヴィッチのバイオリン協奏曲第1番。とても二十歳前後の若手演奏家とは思はれない、緊張感と深みのある演奏。重苦しく、息苦しく、官能的でさへある中低音の、独白の如きフレーズが延々と続く第1楽章。カメラアングルが妙で、最前列の客席から見上げたやうな案配。デュトワのスウィングするやうな独特なさらりとした指揮とは対照的に、この演奏家の貫禄と重々しさは恐ろしいほど。是非、シベリウスの協奏曲を聴いてみたいな、と思った。そのあとの竹澤恭子は貫禄迫力キレ十分。それにしても日本人女性の若手バイオリニスト、実力百花繚乱で近年大豊作であります。
(-_-)男どもよ!
印巴国境の大地震、被害は激甚。震源地が昨天の情報から訂正され、イスラマバードの北西90kmのアトックと発表された。インダス川に臨み、古都ペシャワールにも近いし、すぐ上流には巨大なダムも有る。発表に因れば、北西辺境州から、一部はアフガニスタンのトライバルエリアまでもが大いに揺れたやうだ。現時点で死者は既に2万人を上回る勢ひだが、統計数字には表れない被害者達が無数に居るのだ。
我が日本政府は、既に国際緊急援助隊の救助ティームを派遣したらしいが、毛布や浄水器など2500万円相当の緊急援助物資を送ることを決定したとのこと。何?たったの2500万円相当だって?! メリケン様に献上中の「思ひ遣り予算」を直ちに半減して、こっちの援助に回すべきだと思ふけどね。
地震に関しては世界でも有数の各種ノウハウを持ってゐるはずの我が邦が、初動援助でたったの2500万円分の物資とは何事ぞ。それにだ、この種の国際自然災害の情報を少しでも得やうと外務省のwabsiteを訪問してみたが、表紙の新着情報が10/7で止まってゐる。即ち、土日はお役所お休みなので、新着情報も無いっつーことなのだらうね。この地震に関しては、更新マークも何も無い「外務省速報」(詳しくはこちらへ)をクリックするとやうやうちょこっと出てくる状況。かういふ緊急速報こそ、見出しを表紙の「新着情報」に載せるべきじゃーありませんか?

ホントに、この手の、この種の対応に関しての我が祖国のヘボさは、世界有数だ、と、思ふ・・・
(-_-)

STAR WARS EP3 -Vader Red- [SW-13605] [ポスター]