麦茶経

ポーチュラカ、満開です

そもそもだね、水出し麦茶なんてうものは何だね、ぜんたい何の色が出てゐるのやらわかったもんぢゃーあるまい。水に漬けておくだけで滲出してくるものってーのが何だ、てうことが問題なワケさね。今でこそ殆ど見かけないようになったけど、一昔前の水出し麦茶にゃーカラメル色素で色付けてたのも有ったわさ。カラメルって言やープリンだぁね。まぁ何だね、早い話が砂糖の焦がしたのっつーこと何だらう、カラメルっつーんは。そんなもん麦茶にゃー入れて欲しく無いワケだね。それによく見りゃー何だね、「煮出しても作れます」なんつーことが素知らぬ顔で書いてあるんだから驚きだぁね。麦茶なんつーもんは何さ、でっけー薬缶でぶくぶく煮出して作ってなんぼのもんさね。それがだね、水に漬けておくだけでできちまうっつーのがねー、どーしても引っかかるワケさ。そりゃー世の中にゃー「水出し珈琲」なんつーのも有るんだから、緑茶や麦茶だっていいぢゃないかと言っちまへばそれまでのことさ。でも麦茶なんつーもんは、夏に一日中、がぶがぶ何杯も飲むものだと勝手に思ってるんだがね、そんながぶ飲み麦茶の水出し用に舶来の高級鉱泉水じゃんじゃか使うワケにもいかんじゃろが。かといって手軽だといって、カルキ味ん残る水出し麦茶飲む気にもならんのじゃーあるまいか。其の為に何だね、水出し用にだね、水道水をわざわざ沸騰させて冷ましてから使うのも何だね、癪に障るワケさね。っつーことで何だね、ウチの麦茶はこの先も当分煮出しっつーことで・・・
(-_-)
海砂で香ばしく煎った六条大麦を一握り、それに烏龍茶を大匙1盛+焙烙で煎ったドクダミ1盛、こいつを煮えたぎった熱湯に投入するや否や火を止め、あとは30分ほど自然滲出。薬缶のまま流しで荒熱を取り、殆ど冷めてから冷蔵庫へ。このところ2日に1度の日課

茶の湯の不思議 (生活人新書) 茶の精神 (講談社学術文庫)

よもや麦茶に作法は有るめぇ、、、