爆炸有理

知らぬ間にひまわり畑が出現

新彊はカシュガルにおける爆炸事件。
ずっと燻り続けてきた民族問題だが、奥運=オリンピック開催に伴ふ中原の支配者たる漢民族の、中華的民族意識の高揚に同期するやうに、西戎の独立気運が高まる。
チベット族との違ひは、自治区地内における民族人口の集中と、歴史に培はれた独自の情報網の発達、そして何よりも抑圧されてゐるてう被害者意識の強さだ。
古くから中華文明の縁辺に寄生し、近東文明との境界域にあって東西交易の仲介者としての民族的位置を確保してきたウイグル人たち。東トルキスタンと言ふ、言語的民族的な幻の紐帯国家を幻視することによって逆方向に高められてきた民族意識チベット人との違ひは、彼らは強固に連帯し、武器や情報を入手できる手段を持ってゐることだ。
しかし9.11以後、かのメリケン様も東トルキスタン独立運動東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」をイスラム教過激派と言ふ都合の良い文脈で解釈し、アルカイダと共にテロ組織として分類して仕舞った。しかし、ウイグル人達の歴史をよく学習してみ給へ。今更敦煌などの古代仏教遺跡を引くまでもなく、嘗て彼らは熱心な仏教徒であったことはよく知られてゐる。即ち、境界域に生息する術として、彼らは大きな時代の潮流を比較的柔軟に受け入れることによって其の存在感を維持し続けてきただけなのだ。
姑息と言へば姑息だし、優柔不断と言へばさう言へないこともないが、東西から押し寄せるさまざまな潮流をしなやかに受容することは、中間域に暮らすものたちの宿命でもあるのだ。
しかし、漢民族の野望はいまや、ウイグル人達の醸し出す独特な異国情緒や歴史的な交易技術などを併呑し尽くし、彼の地の地下資源や宇宙・軍事実験場としての興味に移行しつつある。カシュガルに鉄路が引かれた理由は、青蔵鉄路と同じなのだ。(漢民族の人口比はいまや自治区総人口の40%以上に達し、更に入植者は増加しつつある。)
チベットと違ひ高山病に苛まれることのない新彊への漢民族の移植は、今や恐ろしい勢ひで進行中であり、ウイグル人遺伝子の血中濃度は計画的に確実に、希釈されつつある。新彊から中央アジア、更に近東にかけての地域が火薬庫としての役目を終へるには、まだ相当の時間を要しさうだ。
(-_-)
                            

ウイグル人の伝統的な刺繍文様の帽子。職人街で作られてゐるが、ミシン刺繍のものが大部分になって仕舞った。
                   

ウイグル人愛飲のお茶。レンガのやうに突き固められてゐる。中原の地との交易産品の代表でもある。
ウイグル語の表記は基本的にアラビア文字だが、漢字文明の侵食が著しい。
                    
爆炸有理、造反無罪!?
                     
                 
                     
さて、気温下がらず瘴気を孕んだ南風は絶ゑることなく吹き込み続けてゐる。
北の冷気との鬩ぎ合ひで、列島各地では暴雨が降り注ぎ、江戸では地中深きマンホールで作業中だった人々をも流し去った。此の半島上空にも、今天午後には雲湧き押し寄せるのだが、地上にまで達する雨は発生せず。さすがにそろそろ一雨欲しいな、此の大地にも。
(-_-)
                          
ところで宮西遺跡の現場は・・・
今天夕方の状況では、各調査区とも表土や客土はほぼ除去終了し、1〜3区までは宮西遺跡独特の遺物包含層である砂利層や砂層、または砂質シルトや粘土質の地層が出現し、遺物も続々出土。出色は長さ5cm近い細石刃で、風化した薄緑色が美しい。石材は溶結流紋岩かな?
このやうな3区の様相とは対照的なのが4区5区だ。5区では水田床土の硬化面の下にも、かなり深いところまで現代の造成が及んでおり、土嚢袋などが出現する始末。部分的な深掘りでもなかなか遺物包含層に達しないことから、現状にて5区の調査は終了が決定せるらむ。但し、壁面はきちんと検出されております故、発掘実習としてはきちんと断面図を測量いたします。
一方4区では、掘り下げられた調査区半面に宮西では見慣れぬ灰色シルト層が出現。上面を見る限り、堆積の緩やかな傾斜と方向が把握できるのだが、さてこれが果たして近現代の水田に由来するものなのか、はたまた未知の湛水(流水)に由来するものなのかは、サブトレンチ掘削予定の明天に持ち越しと相成りまして候。
(-_-)
                    
                   
 
                   
 
                   
 
                   
 
                    
                     
                        

真剣に発掘実習に取り組んでゐる学生諸君に敬意を表し、今天我輩は一人海辺で「スイカバー」を食すのであった。
(-_-;)
                       

                    
                   
                     
                       
                    
                                 
                     
Candle for Tibet

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チベットのための「世界最大の光のプロテスト」の輪が、どんどん広がっています!

北京オリンピック開幕の24時間前に、みんなでチベットのための光を灯しましょう!

「Sad Smoky Mountains & Skyscrapers(以下、SSM&S)」も「キャンドル・フォー・チベット」に参加して、世界各地の山頂、高層ビル、また主要都市の名所で赤い"のろし"を上げる予定です。

● 「キャンドル・フォー・チベット(以下、CFT)」は、自宅の窓際でも会社のデスクでも、どこでもいいので、キャンドルを灯すことを皆さんにお願いしています。これを見た人も、同様にキャンドルを灯してくれるかも知れません。世界中のみんなで、キャンドル・ライティングに参加しましょう。

● CFTは、世界中の"光"のアーティストに、自由のためのライト・ショウを創りあげるよう、呼びかけています。

● CFTは、世界中の人々の参加を呼びかけています。キャンドル、懐中電灯、ライター、車のヘッドライトなど、どんな明りでもいいので、灯してください。

● CFTは、北京オリンピック開会式に参加される方々にも、協力を呼びかけています。キャンドル、懐中電灯、ライター、あるいは携帯電話でも構いません。何らかの明かりを開会式の最中に灯してくださるよう、お願いします。

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テルアビブ、2008年7月21日

チベットの自由を求める世界最大のキャンペーン"キャンドル・フォー・チベット"に、「Sad Smoky Mountains& Skyscrapers(以下、SSM&S)」も参加! チベットの自由を求める「光のプロテスト」は、どんどん広がっています。

自由を求める「光のプロテスト」

世界各地で少なくとも1億人の人たちが、現地時間8月7日(木)午後9時、友人たちと共に、あるいは自宅において、チベットの自由を求める「キャンドル・ライティング」を行います。(詳細は、下記のCFTプレスルームへ)

CFTの「キャンドル・ライティング」の翌日、SSM&Sは多数の登山家やボランティアを各地に送り、ニューヨーク、パリ、ベルリン、アムステルダムなど世界の主要都市の高層ビルや、三大陸の100以上の山々の頂上で赤い「のろし」を上げます。この「のろし」は、北京オリンピック開会式の始まりと同時に点火されます。

「世界中の都市で、のろしを上げる準備ができました。たくさんの建物や山や宮殿から、のろしを上げて、空を赤く燃え上がらせますよ」と、このプロジェクトのクリエーターであるアーティストのアルベルト・ペルーフォ氏は話しています。

SSM&Sは5月11日に、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカの100を超える山々の頂上で、チベットの自由を求める「のろし」を上げ、空を赤く染めるという実績をすでに作っています。(その時の写真は、下記にリンクされています。)

「運動がこんな風に展開して、嬉しい」と、CFTの発案/運営者であるデヴィッド・カリファ氏は話しています。「SSM&Sとは、考え方が一致しました。これは、みんなで団結し、連帯し、共有していくことを理念とした運動なのです。また、自由を求める、すばらしい芸術運動でもあります。世界中の光のアーティストに、ぜひ仲間に加わってほしい。8月8日に始まる北京オリンピックの24時間前に、世界中の自由を愛する人たちみんなで、車のヘッドライトを灯して欲しい。」

CFTは、チベット関連のNGOの世界的な連合体であるITSN(国際チベット支援ネットワーク)を始め、国際的に活動するチベット・サポート・グループのほぼすべて、また地域のサポート・グループの支援を受けています。

「自由を求めて、みんなが一致団結して行う今回の美しいデモ行動に、世界各地のすべての人権団体が参加してくださいますよう、お願いします。今後、数日以内に多数の芸能人、スポーツ選手、有名人にも"キャンドル・フォー・チベット"への参加を呼びかける予定です。断る人はそんなにいないと思いますよ」と、カリファ氏は話しています。

「キャンドル・フォー・チベット(CFT)」のメイン・サイト
http://www.candle4tibet.org

CFTのソーシャル・ネットワーク
http://candle4tibet.ning.com/

CFTのプレスルーム
http//www.erichopr.com/releases/c4t.htm

問い合わせ:David Califa +972 544 730 090
 info@candle4tibet.org

Sad Smoky Mountainsのサイト
http://www.sadsmokymountains.net/

SSM&SのYouTubeの映像
http://it.youtube.com/user/sadsmokymountains

5月11日の点火の模様はこちら↓
http://www.antersass.it/sadsmokymountains/first_ignition_photos.htm

問い合わせ:Alberto Peruffo

eメール:alberto.peruffo@anterass.it 電話:+39 444 695140

2008年8月8日の点火目標地点の一部を紹介します。(都市部の点火地点は、「光のプロテスト」開始直前にメディアに公表する予定です。)

マッターホルン 標高4,478メートル(スイス、アルプス山脈
モンテローザ 標高4,634メートル(イタリア、アルプス山脈
モンブラン 標高4,810メートル(フランス、アルプス山脈
ドロミーティ 標高3,300メートル(イタリア、アルプス山脈
サハマ 標高6,530メートル(ボリビアアンデス山脈
アルパマーヨ 標高5,947メートル(ペルー、アンデス山脈
ワスカラン 標高6,768メートル(ペルー、アンデス山脈
チョピカルキ 標高6,534メートル(ペルー、アンデス山脈
ノーステーブルマウンテン (アメリカ、コロラド州
ストック・カンリ 標高6,137メートル(インド、ヒマラヤ山脈
                   
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