鳥の泪

シルエットバード

さまざまな野鳥がしきりにやってくる。冬枯れの柿の木や、その周辺の枝が恰好の止まり木となって、朝な夕なに入れ違ひでいろんな鳥様が登場する。蜜柑をいくつか、束ねた枯れ枝の薪の山に置いてやると、たちまちメジロの登場となる。プチプチちゅちゅちゅちゅと鳴き声せわしいが姿愛らしく、ちゅちゅと蜜柑を啄む。数羽が群れて文字通りの目白押しとなり、微笑ましく眺めてゐると、太平の長閑さを蹴散らすヒヨドリの出現。騒擾けたたましく警戒音で鳴き、辺りを睥睨する様は実にわろし。
さて、昨天よりほんの僅かに寒さ和らぎにける今天のBGMは、ガブリエル・フォーレピアノ曲バルカローレ第1番イ短調から開始。夜想曲第5番変ロ長調から第6番変ニ長調を経てバルカローレ第6番変ホ長調に至る夢のひととき。この気分を継続させるため?、スクリャービンの神秘的なピアノソナタにシフトせるも、黄昏に至り坂本龍一の「1996」に達す。ところで教授、このところどんな音を紡いでいるのでせうか。。。
(-_-)
フォーレ:ピアノ作品全集(1)フォーレ:ピアノ作品全集(2)スクリャービン:ピアノソナタ集ロシア・ピアニズム名盤選-9 スクリャービン:黒ミサ/プロコフィエフ:思考、他