冬天的単車

冬枯れの赤鳥居

この時期バイクに乗っての外出には、相当の勇気と準備が要る。言ふまでもなく最大の敵は寒さであり、防寒対策を怠れば大変なことになる。それなら自動車にすればよいと言はれればそれまでのことなのだが、諸事情によってバイクにせざるを得ない時もあるのだし、だうしてもバイクに乗りたい気分の時も有るのだ。真夏のバイクは対極の辛さがあるが、真冬には肉体的限界を超越した、何らかのドーパミン的快楽が有るのも確かだ。
今天は怪しい雲行きにも拘はらず、襟巻き二重にして雪山用の手袋を装着し、いろいろ着込んで出掛けたものの、たちまち小雨に遭遇して敢へ無く撃沈。電光石火で帰宅して、自動車でのおでかけに切り替えたワケだ。軟弱と揶揄する声はさておき、防寒着が必ずしも防水機能を備へてゐるかどうかてうことは時と場合とウエア次第なのだが、今天着込んでゐた革ジャンには殆ど防水機能は無かった為、諦めてしまったワケだ。新たに雨天仕様のウエアに着替へ直すも煩はしくて、自動車様の登場と相成ったワケだ。
(-_-)
寒の入りらしく、誠に物寂しき冬枯れの風景が鉛色の雲で更に寒々しさを増し、ただ赤塗りの鳥居のみが目を引いた。この時期なぜか植物も赤い実が目立つ。ピラカンサナンテン、センリャウ、マンリャウ、e.t.c.雑木林に眠るクチナシの実も、恰も橙色の豆電球を点灯したやうに周囲を照らしてゐた。
明日こそバイクででかけやう、、、かな・・・
(^_^;)