小姐苺

大盛り山盛り!

近くの温室では、先日からイチゴ狩りが開始されたやうだ。今日はマイクロバスが何台か、温室前に停まってゐて、何組かの家族連れが出入りしてゐた。この温室を日頃世話してゐるのは、農家に住み込んでゐる中国人小姐たちだ。それこそ雨の日も風の日も、彼女らは自転車で温室に乗り付けて、数時間を費やして世話してゐるやうだった。時折通りすがりに挨拶したことがあるが、今日はふとでかけたドラッグストアで彼女らと話す機会が有り、中の一人が我輩と挨拶を交わしたことを覚えてゐた。この町内に農業研修名目で毎年入れ替はりやってくる中国人研修生の殆どがうら若き小姐達で、江西省から来てゐるらしい。南昌は一度行ったことがあるが、ちょっと内陸の大都市、日本ではあまり名を知られていないやうだけど、同省の景徳鎮は超級有名で日本でもおなじみだらう。中国にもビニル温室は急速に普及しつつあるが、技術を身につけた彼女らが中国で効率よくイチゴなどを栽培し始めたら、それらが日本に入ってきてこのあたりの温室農家も脅かすのだらうな。皮肉なことだ。
さておき、先日食べたイチゴは取れたてのピカピカで、食べるとパキパキとする食感を味はうことができたほど。しまった、ぎうにうかけて食べるのを忘れた。残念! (-_-)