2006-01-01から1年間の記事一覧

濃縮

中島氏とともに、八ヶ岳山麓の井戸尻ムラへ。 特急あずさで中央線を辿り、甲府盆地を俯瞰。忽ち行く手には雄大な八ヶ岳がおわす。 小淵沢駅にて小林公明氏直々のお出迎へを受け、恐縮至極。直ちに考古館に入り、先づは偉大な神像土器と面会。ケースも新調さ…

幻灯会

神田の片隅、西神田の公民館の一室で、今回の西藏踏査の一端を皆さんに報告する機会を得た。 三ヶ月間で撮影した電子画像データは約30ギガ分。その中から踏査経路に従って主要な画像を選び出し、電脳上で時系列単位毎と主題毎に取り纏め、電子幻灯軟件に取り…

書籍

一年に本をどれほど読むか? 都会よりも地方都市に多く存在する、郊外型の、みてくれだけはやたら巨大な本屋。その中身を見れば大半は雑誌と文具、そして実用書を除けば、いったいどれほどの「書籍」の名に値する本たちと遭遇することができるのだらうか。「…

TOKIO,TOKYO,TOUKYOU

東京へ。 新宿の高層ビル群を遠望する宿舎は、飯田橋駅に隣接したビルの18F。いつもは2段ベッドが向かい合った4人部屋なのだが、今回は奥の8人部屋だ。今宵の同室は、倫敦在住の印度系英国人、台湾人、フィンランド人、そして日本人は小生の他に無口なお…

戻り

丸1ヶ月くらい、季節が逆戻り。北西風に項を撫でられて、身の竦む思ひ。

吹き荒びたりける

さすがトゥームレイダー(2)、アレキサンダーの神殿?墓?は水没した海底遺跡だったが、ギリシャ風神殿の列柱や破風装飾はさておき、大理石の石棺はいつかイスタンブールの考古学博物館で見たアレを忠実に模したものであった。かなり精巧なレプリカだったやう…

予兆

雨にて候。 雨の日曜日、ゑひもせず、外出もせずじぃ〜っと諸書籍と睨めっこ。読まなければならない本が手元に7冊ほど溜まってゐて、読むならどれも同時に読みたいてう欲が有るし、中途半端で閉じてしまうなら読まない方がマシと考えへてしまって、結局紐解…

ピゴネ

昨天の大余波で今天は大いに肉体労働者もどきと化し、先取りし過ぎのハイな気温と相俟って全身汗だくで消耗し、帰宅後は巨大ピゴナムニダヨ。 ゲルマン的KNEIPPのWacholder Badesalz*1の強烈な芳香を湯船に溶かし込み、日没沈没湯没水没。 (ー∧ー)%%%%%%% 雨…

仁丹綺譚

雨にて候。屋外工作活動は当然中止され、その余波で明天の稼働が決定されたのであった・・・ (ー∧ー) さて、厠所用特殊巻き紙を購入せむと巨大ドラッグストアに出掛けたのだが、レジ脇で仁丹を発見し、購入。かれこれ20年近く、仁丹など見かけたこともなかっ…

Le Polien

花粉病の季節らしく、我輩の周囲にもマスクの怪人がぎょうさん居る。 さう言へば昨天から何となく、目尻が痒いし何となく鼻が詰まったやうな感じがする。所謂洟びしびしの状態になることが数年に一度や二度くらいあったが、まだそんな状態ではないし、目尻の…

パトリス風

パトリスと言へばルコントばかりではなく、パトリス・ルノーも居ればパトリス・ファーブルもゐる、パトリス・ギョームだって居るし、お喋りパトリス・ルロワは仏蘭西語会話、パトリス・シェロー、パトリス・タコンネ、パトリス・ペリヨ、e.t.c.e.t.c. NHK教…

歯科三昧

まだ歯医者に通ってゐる。 至近の距離に在って通院に極めて便利であることを評価すべきか、はたまた週1回しか予約を入れてもらゑないことなどから、遅々として治療が完了しないことを嘆くべきか、それとも全く別の側面、例へば最新のレーザー治療器が導入さ…

ワルトシュタイン不敵

朝から雨にて候。 当然、屋外現場工作活動は休止を余儀なくされる。しかし室内工作までも無くなるワケではない。 (−_−) Waldsteinと言へば伯爵か公爵かは知らんが、L.v.BeethovenのピアノソナタOp.53のことに決まってゐる。決まってゐるのだが、21番目のピ…

捏ねる

夢の無い話が多いね。 刹那に生きてゐたとしても、刹那には刹那の夢が有るはずでせう? (−_−)どやさ?

大部

所有中のiPod nano「LiNDENBACH」号をアップデートせむと、iBook「韋編三絶」号に接続したところ、電脳側の貯蓄量が既に規定容量4GBを超過してゐたので、選択的吸収を余儀なくされた。 (−_−)それがだうした?! とりあへず北風が収まり、穏やかな週末が演出…

桃色時節

桃の節句とのことだが、身近に桃の花など見当たらず、今年は梅の花とて遅れ気味。 雪の日も多かりければ、寒さもことのほか厳しく、春待ちの心殊更強きことは今更云ふに及ばす。 今天は北風強く、障害物無き屋外現場での工作活動。体温は忽ち奪はれ、自動的…

身だしなみ

雨去りて、冬との押し戻し。風寒く、屋外工作も鈍りがち。 工作所からの帰路、自行車の行く手道端にいい年したオッサン1人、俄にモヨオしたのか立ち小水をし始めるではないか。路上に往来比較的有り、しかも中高生やコビトも通行中のできごと。見かねて通り…

柑橘

冬枯れの中の春の金の粒、冬の野の春の味。居並ぶ柑橘類の中にあって健気に地道に大粒の隙間を埋めるのが、金柑。 黄金色の表皮を噛めば、口中いっぱいに広がるほろ苦さと甘さ、そして鼻腔に広がる柑橘油の爽やかな風味。至福の時。 我が陋屋の庭にも小さな…

三昧聖

今天是利休忌哉 天正19(1591)年のことだから、415年も前のことだ。 天正遣欧少年使節の派遣が天正10年2月で、本能寺の変は同年6月のこと。 ちなみに少年使節の帰国は天正18年で、慶長2(1597)年には秀吉死せり。 古田織部が京都伏見で大茶会を催したのが慶…

アジア言語

相変はらず教育テレビの語学番組を漫然と見聞きしてゐるが、たった5分の割に濃厚な内容なのが「アジア語楽紀行」だ。現在は「旅するベトナム語」で、可憐だけど気の強さうなグェン・ラン・フォン小姐が西貢=サイゴン=胡志明市からメコンデルタのミトー、…

水の心

かなりの雨量。 水は高き所から低き処に流れ、或る時は溜まり、或る時は澱み、また或る時は地中に浸透して地上より姿を消す。水の生き様は劇的で、激しく、魅力的で示唆的、しかも淡白でも攻撃的でもある。将に変幻自在にして覆水盆に帰らずとも自然に帰する…

慢行式

いやはや、贅沢にもほどがあらうが、朝風呂だよ朝風呂。 それがだうしたてう人も居るだらうが、お天道様の昇りきらぬうちに湯船につかるっつーのは日常の中の非日常にして、我輩の居住環境では望めぬこととて、可成り貴重な体験。其の前には何喰はぬ顔して朝…

夢の中へ

今天は工作活動の小さな節目。想定はしてゐたが予想外の人員構成で迅速に予定分を片付け、あとは各方面を睥睨巡検。 (ー∧ー)エラそーやね 今宵はそくさと電脳式処理工作を切り上げて、同業多種工作員私邸にお邪魔虫。 途中比較的高級指向の超級市場に立ち寄…

砂上楼閣

人間がこの脆弱な地上に構築した各種の建造物。 偉大な高架、雄大な橋脚、壮大な摩天楼。耐震強度不足問題を引用するまでもなく、より公共性の高い構築物の耐用年数のことをいつも考へる。想像を絶する規模の大地震に因って倒壊し、風雨に因って風化し、地中…

au JAPON

LA FOLLE JOURNEE au JAPONこと「熱狂の日」音楽祭2006の案内をもらった。テーマは MOZART et ses amis、モーツァルトと仲間たち。 東京国際フォーラム http://www.t-i-forum.co.jp そのキャッチコピーは・・・世界各国から1500人以上の音楽家が大集合。朝9…

酉年?

或る意味、今年はトリ年だな。 既に空になったキョロちゃんのお菓子セット(オレンジ&グリーン)の出現/認知/購入/浄財貯金箱への変容にはじまり、友人宅鳥避け網へのミミズクの捕捉、鳥肌チキンの唐揚げ、鳥インフルエンザの世界的大流行にトリのオリン…

枯れ野称

冬枯れの庭に、甘き香りの漂ひ、素早く過ぎ去らうとする者を誘惑する。 その御正体は、三椏と水仙の花、いずれも早春の光を集め、黄色く鮮やかに咲く。 鳥の集う柿の小枝には、既に干涸らびた百舌鳥の速贄。 光の春は既に来たれり。 我が世の春は、何処に去…

誰との

「無極」こと、PROMISEを観る。 遂に呂不偉こと陳凱歌も武侠幻想分野に進出か。意図的に?敢へてCGはCGらしく見せ??奇想天外な展開をモノともせず???観客の孤独感など何処吹く風と????強引に展開する有様は陳氏の面目躍如????? さすがに光明大…

小さきものとて

例のシュークリーム屋、さう、先週噂を聞き付けて買ひに出掛け、賞味の結果偉人の舌平目に叶った味と品質であることが確認されたパティシエ式のアレだが、久々の帰宅のまにまにいつも御世話になってゐる朋友夫妻にも賞味して頂くべく、大義名分を得て意気揚…

遠方より「トモ」来たる

「トモ」は四国より来たれり。 数年ぶりの「トモ」はコドモを伴ひ四国島より来たりけるが、数年前の訪問時にはコビトはまんだニンゲンではなかったワケで、ぶよぶよしてばぶばぶと謂ふだけのニンゲンモドキであった。それがこの数年の歳月は人を待たず、ばぶ…