パトリス風

微妙な曲がり具合でせう?!

パトリスと言へばルコントばかりではなく、パトリス・ルノーも居ればパトリス・ファーブルもゐる、パトリス・ギョームだって居るし、お喋りパトリス・ルロワは仏蘭西語会話、パトリス・シェロー、パトリス・タコンネ、パトリス・ペリヨ、e.t.c.e.t.c.
NHK教育の水曜夜、知るを楽しむ、3月の「なんでも好奇心」はパトリス・ジュリアンの”精進料理”を学ばう、とぞ。

「なんでも好奇心」 http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200603/wednesday.html

厄介なことに、我輩が巴里で潜伏中に不法労働してゐたレストランの同僚にも、パトリスが二人居たのだった。一人は英語人種かと錯覚するほど英語に堪能なギャルソンだったが、まう一人シェフ修行の身だった方は、この番組のホストであるパトリス・ジュリアンの風貌にそっくり。日本語がそこそこできた彼のことを思ひ出し、よもや本人ではあるまいぞとあれこれのいろいろを調べてみたが、果たして違ってゐた。
早い話が所謂他人のそら似なのだらうが、人相が似てゐれば骨格の類似性からか声も似てくるワケで、正直ちょっと驚いたワケであった。因みに、巴里のパトリスの名字は忘れてしまったが、生粋の巴里っ子でかなり有名なフレンチレストランオーナーの息子。我輩の働いてゐたレストランには、料理と経営の修行に出向してゐたのだった。今頃何処で何をしてゐるのかしらむ・・・
(−_−)
ところで肝心の番組内容は、禅寺における典座(てんぞ)の本質について。永平寺本山における典座の位置や意味などなど、日本人でさへ普段余り見ることの無い精進料理の裏舞台。道元の「典座教訓」に包含された哲学的な内容の意味を考へさせられる良い内容だった。
それにしてもパトリスな−・・・

シンプルで贅沢が心地いい。

シンプルで贅沢が心地いい。