2006-03-01 柑橘 冬枯れの中の春の金の粒、冬の野の春の味。居並ぶ柑橘類の中にあって健気に地道に大粒の隙間を埋めるのが、金柑。 黄金色の表皮を噛めば、口中いっぱいに広がるほろ苦さと甘さ、そして鼻腔に広がる柑橘油の爽やかな風味。至福の時。 我が陋屋の庭にも小さな金柑の木が1本有るが、今年は今頃だうなってゐるのやら・・・ (−_−) 終日そぼ降る雨を眺めつつ、しばし思ひを馳せるなり。