アジア言語

黄昏幻想

相変はらず教育テレビの語学番組を漫然と見聞きしてゐるが、たった5分の割に濃厚な内容なのが「アジア語楽紀行」だ。現在は「旅するベトナム語」で、可憐だけど気の強さうなグェン・ラン・フォン小姐が西貢=サイゴン胡志明市からメコンデルタのミトー、カイベーだの、中部の会安=ホイアン、ミーソンなどを旅し乍らさまざまなフレーズを披露してくれる内容。何で首都河内=ハノイが出て来ないのかは知らんが、美しい映像いっぱいで見てゐるだけでも楽しい番組だ。

アジア語楽紀行http://www.nhk.or.jp/gogaku/kikou/

インドネシア語タイ語ベトナム語と来たので印度支那半島を離れてタミル語ヒンドゥー語方面に足を延ばしてくれると嬉しいのだが、さうはNHKが卸すまい。
ついでに見てゐることが多いのが、「えいごリアン」ではなく、「100語でスタート 英会話」だ。典型的な変人=普通のイギリス人であるPeterが親戚のメリケン人青年Jasonを各地に案内し乍ら単語とフレーズを覚えるてう仕組み。短いスキットが面白く、英国的表現も出てくるので楽しいワケだ。

「100語でスタート 英会話」http://www.nhk.or.jp/100go/index.html

これらの他にも、「いまから出直し英語塾」だの「Weekend Japanology」など、最近の教育テレビは見るべき番組が多いのは確かなことだが、それらの語学が身に付ひてゐるかだうかてうことは、残念乍ら別問題だ。
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