痕跡

険峻な断崖に、独り咲く

たった1点の石器を契機に、三河国一宮砥鹿神社奥宮、本宮山山頂へ。(789m)
発見者である御夫妻様と我輩の他、石器夢想集団(O.N.T.トリオ)と其の惣代頭領様も参加されて総勢7名様、沢蟹の歩む苔むした沢沿ひに降りたり登ったり、滑ったり躓ひたり。深山幽谷、修験の行場でもある大岩壁は、一枚岩ではないが目も眩み脚も竦む鎖場にて、遠く足下に三河湾から渥美半島を望む。
此れ、大いに楽しからず也。