梅雨入り

召し上がれ!

買った魚を煮るか焼くか、そんなことは買う前に考へる場合が殆どだらう。干物を買ってきて煮たり揚げ物にする人もゐないだらうし、刺身を焼く人もゐないだらう。ヒラメやカレイの場合、小型のものは揚げても良いし煮てもよい。今天遭遇したヒラメは小振り乍らも身が厚く、焼いて喰わうかはたまたカラリと揚げて南蛮にしやうかなどと考へて購入。3匹で280円也。ところがどっこい、陋屋に持ち帰り改めて眺めてみると、明らかにヒラメ自身が「煮ておくんなまし」と宣ふではないか。さうまで言はれちゃー仕様が無いワケで、目出度く二匹は煮魚になりにけるかも。それはそれはぷりぷりで、旨みも歯触りも最高なお味。残る1匹は、明天南蛮実験の為、冷蔵庫にお蔵入り。
(-_-)mogomogo...mashissoyo!
朝から小雨降って、灰色雲で晴れ間無し。柿の木と葡萄の新緑がしとどに塗れて美しく、睡蓮や金魚も天水、嬉しさう。それにしても、梅雨に入ったなら入ったと、はっきり言ひなさい! 
(-_-)
都合30年近く使ってゐた扇風機が壊れたのは昨年のことだが、小さい新しいのは幾らぐらいするものかと、ホームセンターに出掛けてみた。一昔前に流行ってゐた1/fゆらぎ式は影を潜め、やたらマイナスイオンが出る式のものが幅を利かせてゐる。驚くべきはその価格で、下は980円のミニから3万円まで、無限段階に器種が並んでゐる。では3万円の扇風機が見るだに良ささうかと言へば決してさうではなく、4千円くらいのものが魅力的だったりする。結局器種と機能の認識を深めるにとどまったワケだが、いつまで扇風機無しで過ごせるかな。と言ふのも、偉人は昨夜から蚊帳を使ひ始めたワケで、蚊帳は蚊虫の侵入は防ぐものの、空気の流動はかなり妨げられるからだ。
(-_-)今暫くは様子見 et 日和見

邪恋梅雨 (双葉文庫)

端午