赤トマト・青トマト・黄トマト?

赤くなるまで待って!

ゆふべのジャガイモ料理に触発されて、普段あまり使わないスパイスや調味料を使って、いろいろなものを作ってみた。
アジア系の調味料はそこそこの出来で、食べられないようなものはなかった。使い方がちょっと難しかったのは豆腐で、どんな味にもなってしまうだけに、味付けが難しいのだ。ゴーヤーチャンプルーなどは、食材の組み合わせの妙もあって豆腐は絶妙な位置に納まるのだが、主役に準ずる立場となると麻婆豆腐に代表されるように、香辛料の大海に沈み込むほかは無いように思える。中国には高野豆腐の煮染めのようなものがあって方々の街で食べるようにしているのだが、食材的には高野豆腐の方が使い道が広いのかもしれない。
庭のトマトが徐々に大きくなり、もちろん赤く色付くのを待っているわけだが、緑のトマトを見ていたら「フライド・グリーン・トマト」という映画を思い出した。イギリスのウエールズからアイルランド行きの夜行フェリーに乗ったとき、船内で上映されていた映画だが、女優たちの落ち着いた振る舞いが印象的ないい映画だったな。もちろん表題の料理が出てくるのだが、青いトマトをスライスして塩コショウ、パン粉を付けて油で揚げる・・・なんていう発想はかけらも無かったし、食べたことも食べたいとも思わなかったものだ。せっかく育てているトマトだけど、今日は思いきって1個を使ってみることにした。映画通りだとあまり美味しいものが出来上がりそうになかったので、ネットで調べた調理法で作ってみた。人体実験の結果は「まあまあ」だったけど、積極的に食べたくなるような料理では無いな、と思った。食材としては、トマトを野菜であると理解すれば、もう少し別の美味しい食べ方があるのかもしれないね。
ご参考サイト http://www.inet.or.jp/cookbook/bc3/