旧暦では5月20日

毎日どれくらい空を見てる?

梅雨らしからぬ日が続く。降るときはかなり降るけど、総じて雨量は少な目だと思ふ。といふことは、自動的にこの夏は渇水
夏至も過ぎ、今日は小暑。一応七夕ということになっているけど、本来は旧暦の祭りなので実際には8/22ということになる。その頃なら雨だの星が見えないだのという心配は殆ど無いわけで、やはり人間本来の生活循環を重視するなら旧暦で暮らすべきではないかとぞ思ふ。
ヒジュライスラム)暦だと今年は1425年で、15世紀前半ということになる。よく聞くラマダーンとはイスラム暦でいう第9番目の月=断食の月=暑い月という意味で、太陰暦なので毎年変化するのだ。月の光は太陽の間接光だけど、物理学的な定義を越えた神秘性を秘めていることは言うまでもない。潮の満ち引きは体内の海にも影響し、月の光は詩人や作曲家に霊感を与え、頭の中に月が棲めばすなわち狂気となる。しかし、地球上に発生した人類が過ごした大半の時間が、月の秩序に支配されたものであったろうことは明らかなことなので、太陽暦である現在の生活は無理を強いられていることになる。現代的な病理や精神的な異変・抑揚など、原因不明なさまざまな社会現象や心理変化なども、本来の生活循環である太陰暦に戻せばあっさりと消滅してしまうことだってあり得るのではないだろうか。
かといって、皆が皆イスラム教徒になる必要は無いとは思ふが・・・
☆おまけ;ヒジュラ暦における月の名称(1日の始まりは日没、という考え方の太陰暦なのです)

  1. 1,ムハッタル;戦いを禁ずる月=2/22-3/22
  2. 2,サファル;戦いで虚ろな月=3/23-4/20
  3. 3,ラビ・ウル・アウリル;春の月=4/21-5/20
  4. 4,ラビ・ウル・サーニー;春の月=5/21-6/18
  5. 5,ジュマータル・アウリル;寒い月=6/19-7/18
  6. 6,ジュマーダッサーニー;寒い月=7/19-8/16
  7. 7,ラジャブ;神聖な月=8/17-9/15
  8. 8,シャアバーン;予言者の月(離散の月)=9/16-10/14
  9. 9,ラマダーン;断食の月(暑い月)=10/15-11/13
  10. 10,ショウワール;尾の月=11/14-12/12
  11. 11,ズル・カイダ;安住の月=12/13-2005.1/11
  12. 12,ズル・ヒッジャ;巡礼の月=1/12-2/9