2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

屋外工作員の憂鬱

木枯らし吹き荒ぶ屋外工作現場。 今天はしばしば雨雲飛来し、激しくはあらねども時に時雨。北の方は雪だらうね。 此の風は、既に季節が冬の本番に入りつつあることを如実に物語るものだが、工作員にとっては厳しい現実だ。こんな時に限って、謎の炉状遺構が…

冬への扉(十月二十四日)

昨天のほんのり暖かささへ残る曖昧な朝だったが、セニョールの出立に備へいつもの通り朝食を準備。天気サイトにてレーダー画面を確認し、目的地に到達するまでは雨雲の間隙を縫ひ高速走行することによって可能であらうと判断し、7時半の出発見送りに外に出て…

洞窟踏査

中央構造線の東端部分、フォッサマグナにもほど近い山地の方々は、かなり大規模な石灰岩岩帯であって、其処此処に石灰岩洞穴が存在する。 周囲に見る、なだらかな曲線を描く稜線や優美な山塊頂部の有様は、地表下が石灰岩の岩盤であることを知らせてゐる。今…

現場工作再び

久しぶりの屋外現場工作。 大規模に重機が動き回る圃場整備工事地内の一部分に、いにしへの調査の痕跡か、はたまた未知の遺構の有るや無しや。無理矢理剥がされた地表表土の方々に、焼土やぼんやりとした住居址床面の痕跡を見ゆ。 場所が場所、旧石器時代末…