Le desser printemps
渚は相変はらず、春色の靄の中に霞んでゐる。
今天は久しぶりにデセール類を小細工し、取り敢へず2種類を完成。
- 其の1、葡萄味の寒天蒟蒻ゼリー:市販の蒟蒻ゼリーの素を水半分葡萄ジュース半分で溶き、とろ火にかけてあたためながら少量の寒天を溶かし込む。沸騰直前で火を止めて・・・
- 其の2,市販のプリンの素(ぎうにうと卵の黄身を使ふタイプ)を、ぎうにう半分豆乳半分で溶き、固めたもの。勿論卵の黄身も投入してある。
流し込む型など何でも良いではないか
葡萄味の寒天蒟蒻ゼリーだが、かなり緩めに作り、ジュレのやうにしてみたかったのだが、寒天力と蒟蒻力の相互作用に因ってかなり弾力有る物体が完成した。スプーンでランダムに掬って別のコップに取り分けた理由は・・・
クラッシュさせたゼリーにジュースを加へるため。早い話がドロリッチのやうなドリンクをイメージして作ってゐたのだが、独特なプルプルの食感や喉越しがあって、春に相応しいデセールとなった。ちなみに葡萄ジュースではなく、林檎ジュースであるところがポイント。フルーツの酸味と甘味とゼリーの食感の三位一体? 庭の方々に生えてゐるスペアミントの葉を1枚摘んで浮かべれば、更に爽やかさが増して宜しい。