SFT日本について - Students for a Free Tibet: 日本

決して流暢な日本語ではないが、彼の真剣な眼差しと真摯な表情、そして何よりも、蹂躙された祖国に対する思慕と憐憫の念。
インド生まれのチベット難民2世である彼は、未だ故地を知らない。一方で我輩は、外国人の利用が禁じられてゐた雲南からのルートを経たとは言へ、日本人として中華人民共和国の査証を得てチベットに「入国」し、ラサでは主の居ないポタラ宮を遙拝し、ンガリではカン・リンポチェ(カイラス)を右遶巡礼し、マパム・ユムツォ(マナサロワール)の湖岸を彷徨ふことが出来た・・・
此の現実の、何たる矛盾。
運命の皮肉を呪う前に、先づ何が出来るかを考へやう。
  
それにしてもしかし、無知・無関心は犯罪に等しい行為だとしみじみ思ふ春の宵。
  
  
  

  
  
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