スコットランド贔屓の英国好き Baile Beag

                   

地名の由来はさておき、エールの方はギネスのやうに、缶の中に炭酸ガスをコントロールするてうプラスチックボールが封入されてゐるらしく、振るとカラカラと音がする。よ〜く冷やして開けてみると、ギネスを思はせるきめ細やかな泡がいつまでもいつまでも、グラスの底から無限に巻き上がり、徐々に徐々に上の方に収斂されていく。
グラスの向かふには、美しく深みのある赤みがかった琥珀色の液体が姿を現した。それはそれは見るだに美味しさうな様子で、ギネスの飲み方に倣ってゆっくりと待ち、そして一口。芳醇な香りと独特のコクがあって、素晴らしい風味。イギリスのパブでは日本のやうにギンギンに冷やしたビールやエールなど存在しなかったが、やはりこの種のビールはそんなに冷やさなくてもよいかな、とぞ思ふ。
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雨、止みませんね・・・
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