諸事情

壁邪

以前から時折、「お前様は毎天いったい何をしてゐるのか」と聞かれることがあるが、そんなことはいらんことである。
今天も、以前農協のメロン出荷場で秘密工作活動をしてゐた時にいっしょだったおばさまと遭遇し、「今、何処で、何をしてゐるのか」てうことを厳しく問ひただされたのだが、我輩の従事する工作活動は常に一般人民の理解を超越した領域の所産なので、此の頃は詳しく説明はしない。よく説明しても結局、「なにやら難しさうなお仕事ね・・・」などと言ふところに落ち着き終はることが殆どなので、まったくしないことにしてゐるのだ。
それほどまでに我輩は、世間一般様から見ればよーわからん謎の人物の一人(又は筆頭)なのだらうけど、閉鎖社会では一瞬にして両者の立場や主客が逆転し、今では我輩が立派な世間様。出世したものだ・・・
(-_-;)
                 

さても、此の世の中には斯くの如く人生イロイロな仕事だの工作だの思想だの何だの、よくもよくも仰山な有象無象が有るものだなあと今更。
そりゃーね、思ひつきが中心だけど、毎天よくもまあこれほどの駄文を書き連ねたりけるものだと我乍ら呆れたこともしばしば御座ゐますのですが、世間もすなる日記なるものとて同じことどもぞや、今天起こりしことをのみ書き連ねたりけるに非ず、さりとて未来の予言にも非ず、はたまた文学に忠実なる作文とも、まともな散文とも、ましてや高級随筆とはハナから次元世界を異にしたりて、さもありなむ。
人々の思惑もイロイロ、人々の向かふ方向もまちまち、ましてや共通認識をや。思想に対する共鳴や共感はいったい何処から来る何者なのだらうか。
考へても考へても猶、よくわかりませぬ。
(-。-;)
                 
ところで過日極めたりけるはずの、所謂展示の本懐は未だ健在?
展示会場は偕老同穴、胎内潜りの迷宮であることが望ましいものの、潜戸の果てには新たなる世界が広がつたのだらうか?
                     
                  
                     
                  

            

                   

                   

       

             

                   

              
             
                  
明天より陋屋を抜け出し、屋外工作拠点へ。
電絡網も完備された近代的な招待所へ、暫く拠点を移すことにする。