予言の代償

シャワーの運び屋

今天も昨天同様の不安定極まりない天気で、時折気紛れにやってくるシャワーのやうなスコールのやうな雨の後には、しっかりと暖められた地面や舗装道路の上からはゆらゆらもやもやと水蒸気が立ち上り、涼しくなるどころか恐ろしい蒸し暑さに。
三度目の正直とばかり、午後になって降り始めたシャワーを確認したので、石鹸など持って慌てて裸になって外に走り出て体を洗い始めたのだが、全身ぶくぶくの泡だらけになった頃には見てゐた誰かが水道の栓を閉めたが如くピタリと止んで仕舞ひ、忽ちギラギラの陽光照り付けるではないか。仕方なく散水ホースをシャワーにして洗ひ流したのだが、これが意外にもクセになる気持ちよさであった。
(-。-;)
                   
別に此の蒸し暑さが地震の前兆てうワケではないが、いつのまにか工作所のおばさまがたの間では9月13日名古屋大地震説がまことしやかに囁かれており、だからといって別に非常持ち出しを点検するでなく、早々に何処かに避難疎開する素振りとてなく、ただひそひそと口伝てにどんどん広がって行く様子をまじまじと観察することが出来た。
聞けば話題の発生源はブラジル人のジュセリーノなんたらと言ふ予言者様で、今まで数々の大災害など悉く当ててゐるのださうなげなで、そんな人物の予言が日本の片田舎で膾炙され、どんどん一人歩きしてゐやうとは、果たして御本人様でも驚きであらうね。
(-_-)
                   
ボーサヤノインクルミダルトミ・・・
                   
                   
さて、偉大な井戸尻考古館だが、現在「発掘五十周年」記念行事の真っ直中。
ポスターには、
                            
 井戸尻
 おらあとうの村の歴史は おらあとうの手で明らかに・・・
 昭和三十三年春、列島の新石器文化を解き明かす発掘がはじまった。
              
などと書かれてある。
企画展示や関連イベントは既に7月20日から始まってゐるやうだが、井戸尻らしく期間もたっぷり取られてゐるので、まんだ十分間に合ひますぜ。
                
企画展示「富士見の発掘50年 ー井戸尻から現在までー」7/20 ~ 11/3 井戸尻考古館
9月21日(日) 谷川健一氏講演会「巫女の歴史」PM1~ 老人福祉中心「清泉荘」
10月19日(日) 高原の縄文王国収穫祭(ワークショップ・音楽祭など)AM10 ~ PM3 井戸尻史跡公園
10月26日(日) 座談会「八ヶ岳山麓の集落遺跡」AM10~ 老人福祉中心「清泉荘」
実は7月20日には記録映画「縄文の人々」(昭和41年製作)上映や、7月26日には「アイヌ祭りin八ヶ岳」、8月9日には上弦の月LIVE ”共鳴する時空”(by 長屋和哉氏)なども開催されてゐたのだが、参加出来ず残念であった。
しかし、今月の谷川氏の講演会と、そのあと二日間に亘って予定されてゐる討論・座談会には参加させていただく運びにて候。
                              
                         

                    
                    
シリーズ「炉穴三昧」は明天にお預け・・・