食彩有理

庭のムスカリ、今が満開

電脳に "nendo"と打ち込んで変換したら、「粘土」「年度」「粘度」の順で出てきた。
「粘」の字の成り立ちを調べてみると、「正字は黍(きび)に占と書く字で、米や黍のねばりであるものをはりつけること」などとある。
ナルホド(-_-)
さておき、「年度」なるものは人間様が便宜的に区切って悲喜こもごも、慌ててみたり開き直ってみたり、関係ない振りをしてみたり付和雷同してみたりと人それぞれ。
今回偉人の参加してゐた工作活動も、お役所様の事情にて年度末とともに一旦お開きとなり、今天は最後の工作日。雁合遺跡からの出土文物の、基本的な番号割り振りがほぼ終了し、遺物洗浄開始まで暫くは収蔵庫でお休みいただくことになった。
8千年間も地中で眠り続けた遺物たちは、新たなる環境下で再びうたかたの眠りに就くことになったワケだが、今回遭遇した集石遺構や炉穴の生々しい記憶が我が神経系に残存するうちに、報告書の基本的な部分(遺跡の構造や遺構の概容、または変遷)などは備忘録に纏めておくことにしやう。
(-_-)
           
そんな整理の合間を縫って、資料館からも近い山中に眠る泉福寺中世墳墓に皆で出掛け、散策路のロープ修理を為す。
木杭を打ち込んでトラロープを張ったのが5年も前のことで、殆どの木杭は根元が腐ってしまつてゐたのだが、今回は現場工作用のピンポールを用ひ、ロープも新しいものに張り替へた。
勿論木杭のやうな風情には欠けるものの、ピンポールは細いので景観破壊には至らず、更に参観者の安全も確保されるならば良しとすべきだらう。あくまでも「暫定」的なものには変はり有りませんが・・・
(-_-)
               
 
                   

                 
さて、一足お先に偉人はお暇し、帰宅。
カレー会用の五穀米をかしておき、サラダなどの準備をし、アルタイの音楽などをかけて客人を待つ。夕方までに先づ地球人(偉人に先立ち、雲南香格里拉や四川アバ地域などを旅行した経験を持つ)が到着され、お互ひの近況などあーだかうだと延々お喋り。巨大な現場工作をつい先日終了された労をねぎらひ、積もる話しに花を咲かせる。勿論、チベットのこともね・・・
黄昏時には女性工作隊も無事合流し、カレー会の開始。
心配した辛さも、林檎や骨付き鶏肉から滲出した旨みで程良く中和されてゐたやうで、概ね好評のやうで安心いたしました。五穀米にかけてみたり、ナンで食べてみたり、はたまたフランスパンで掬ってみたりと食べ方イロイロ。(with マサラ・ティー
メインのカレー一巡後はデセール三昧。杏仁豆腐のシロップに豆乳を加へ、イチゴと共に食す。次に、地球人夫人手作りのブラウニーだのチョコバナナチップケーキだのをビターな珈琲で頂戴し、実はまんだカステラも御座ゐましたのですがさすがにタラフクマンマの底無し胃袋にも限界が御座ゐまして、皆さんほぼ同時にギブアップと相成り、あとは遅くまで、西洋各地の写真など見ながらあーだかうだと楽しくお喋り致しました。
m(_ _)m 謝々合作
              
          
大いに喰ふべし!

      
ヤッラー!ヤッラー! マサラ Masala