渡来人の春

青空に映ゑ

今天は東奔西走、といってもお決まりの国道や県道を何度も行ったり来たりしてゐただけのことだが、人間走らなければならないときには走らなければならないのであって、走らなくともよい時でさへ走らざるを得ない状況も多い昨今、できれば走らず労せず苦悩せず、惑はず焦らず譲歩せず、侃々諤々粛々と、日暮らし恰も浮遊因子の如く、こんなわたしに誰がした・・・
(-_-)??!
             
そてにしても此のあたり、新年度から「研修」と言ふ名の下に就労する中国人の若者達(研修生)の研修が盛んに行はれており、朝な夕なに近所だの中央公民館だのやたら自転車(自行車)に乗って列を為して走る姿としきりに遭遇する。
先年の市町村合併以前は、町内の世話役が江西省との関係が強かったらしく、省都である南昌から来た若者たちをよく見かけた。いくら中国の一省都とは言へ、沿海部の先進宇宙都市と比べると内陸の大城市に過ぎないが、実際見るだに素朴な田舎風情の風貌をした者が多かった。
しかし、合併以後は出身地と就労地がかなりメランジェされたやうで、先日文化ホールの前で会った女の子達は瀋陽出身とのことで、一見しただけでは我が邦の若者とさほど風体の変はらぬ様子だった。
おまけに、我輩が北京語で話しかけると一瞬驚いたやうだったが、直ぐにカタコトながらも日本語で返事がかえってきて、来日以前に最低限の語学研修は受けてきてゐるやうだ。
見る限り女性が圧倒的多数だが、男性も少し居る。農業生産高日本一の当地だが、既に彼ら研修生の合法的「研修」的労働協力無くしては成立しないやうな状況になりつつあるのだらうか。聞けば、温室で栽培中の観葉植物的工作には、多くの南米日系人が就労してゐるとのことだから、我輩の知らんうちに半島各地には野菜大王や果物大王、植物大王や花卉大王たちが群雄割拠しておって、それぞれが小作や農奴や渡来人達を使役してゐるのだらう。
(-_-)
           
今天は知多方面よりTTMT氏、豊橋のNiE氏と共に収蔵庫においでになりまして、古代製塩遺跡出土の各種文物を実測されて行かれました。特にTTMT氏におかれましては豪快なる篠島の出土文物も見ていただけたやうで、お疲れ様で御座ゐました。
技術の相違などではなく、部族の相違、即ち、活躍する領域の相違、風俗習慣または言語の相違。言語感覚の相違が文物、特に土器の形状に反映されるのは当然のことだ。自由度の高い素材ほど、目に見へない秩序の縛りが強いてう事実。
(-_-)
            
さて、カレーは今晩が仕上げ。
お願ひしてあったニンニク(一粒種)を入手後、林檎と共に盛大にすり下ろしまして、鍋に投入。勿論昨夜投入した肉から溶出し、表面に固まってゐた油は程良く取り除きましたが、煮立てると同時にタマネギ第2弾(先の飴色タマネギは基本の味専用なので最早原形を留めぬが故、今回分は歯触り分)を入れてみたび煮込み。是にて最終段階は終了し、2泊目の夜に眠らせる仕組み。
勿論、明天食する為に最終加熱を致しますが、ガラムマサラは其の時にふりかける予定で待機中。
(-_-)なにか?
              


一見甘口食材ですが、実は裏方で旨みに貢献するものどもにて候。
                
                 
                 

そして本日のおやつは噂の赤福で御座ゐまして、見事に復活して優雅に波打ち居並ぶ様子は青海波ならぬ餡海波?!
箱や包装紙の方々に矢鱈日付だのお詫びだのが書いてありますが、自業自得の為せる技でせうね。
(-_-)クレゴ・・・チャルモッゴスムニダ、マシッソムニダヨ!