雁合式陽春満月

大いに撮影せり

光の春は紫外線量もかなりのものらしく、このところの屋外工作に因って顔の日焼けは想像以上だった。
日頃ぢっくり鏡など見ることも殆ど無いが、今夜蒸しタオルで顔面をふやかしたのち、無闇にごしごしと拭き取ってゐたら、方々が妙にひりひりする。改めて鏡を覗いてみると鼻も頬もかなり赤いが、タオルを巻く眉毛の上からおでこにかけてはかなり白く、サングラスのツルの部分も細く白いので、妙な具合だ。
今宵、満月の青白き光を浴びれば、此の日焼けも少しは冷めてくれるのではないだらうかしらむ・・・
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さて、今天の雁合遺跡、古代の住居址はやうやう測量まで完了し、午前10時くらいの絶好の光線を待って写真撮影して終了。やっとこさ、古代遺構の地山である早期または草創期時々旧石器時代の遺物包含層の掘削と検出に取りかかることができる。
一方、斜面上方の調査区では謎の被熱礫群の検出工作。竹篦や竹串を使って、無数の被熱礫の隙間に詰まった土を取り除いていくと、生々しい被熱の痕跡が出現し、ただならぬ雰囲気を醸成してゐる。前例の円形土坑と違って、礫群の中や周辺から剥片類や土器片が出土する。更に、此の礫群から派生したやうに細長く、別の雰囲気を湛へた礫の帯が続く。こちらの方にはチャートが含まれることや、或る距離を置いて丸石(磨石または叩き石?)が存在することなどから、別遺構と考へるべきか。
また、調査区の山手側では多少粘度のある赤褐色土から集中的に遺物が出現し、保存は悪いが分厚い土器片(やはり弱々しい撚糸文だが、斜格子に施文されたもの)や石鏃、剥片などが集中する。残念乍ら中心部は調査区外かな・・・
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現場見学のお客様は名古屋からのOSD氏と、偶然吉胡貝塚資料館で合流したてう福井若狭三方縄文博物館からの学芸員お二人様。こちら雁合の方は偶然のオプションだったらうが、見ておいていただきたい方々に見学していただけたことは喜ばしく、それだけに一般の現場説明会が開催できないのが悔しい。
明天も気温は10度以上とのことで、鋭意検出掘削を進めるべし。
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某国のイージスの動向はまさに亡国の韻。防国の盾も漁民を防護するどころか、事前探知や行動予知さへ出来ぬ情け無さにて、真の意味で某国の国防の盾として地位を得られるのはいつのことか・・・
(-_-)