電線の物理的劣化の影響と人生の関係

迫り来る重機にも負けず・・・

四五日前あたりから、電絡網の接続が不自由になり、かといっても待ってゐれば何とか繋がるのだが何かがおかしな様子。
ウェブブラウザのキャッシュを捨ててみたり電脳を再起動してみたり、デスクトップに溜めてゐた画像データを外付けHDに移動してみたりテックツールで診断してみたり、ADSLのモデムを初期化してみたりケーブルを取り替へてみたりとイロイロ試みるも、接続に要する時間は益々増大するばかり。
昨夜に至り遂には電話も不通となり、はてな、電話代は払ってゐるはずだし、我輩の支配せる領域における点検項目は全てクリアされてしまつた為、残る可能性は電話局側の不備である。
てうことで、故障専門の113に電話せむと車で数分のところにある公衆電話に出向くも、中国人小姐(研修小姐)が数人寄って延々と故郷に電話中の様子。威圧的に隣で順番を待つのも日本人的に気が引けたので諦めて車で10分ほどの便利店に出掛けて打電してみると、既に午後5時以降てうことで自動応答モードになっており、用件録音を余儀なくされた。
して、氏名と故障が疑はれる電話番号、そして連絡先の電話番号を録音せよてう命令なのだが、最後の項目が難関だ。我輩も現場工作の関係上プリペイド式のケータイを持ってはゐるものの、恐るべきことに自宅は圏外なのだ。仕方なく録音メッセージには「何らかの方法で連絡してください」などと吹き込んでお茶を濁しておいた。
さすがにコノママでは一方通行で案件が伝はったのかだうかもわからんので、今天お昼に再び打電してみると、屋外配線のチェックだけは今日中に可能とのことだったので依頼。夕方4時前に連絡入り、屋外配線劣化著しき故に取り替へしが、是でも猶不通の場合は日時を改めて自宅まで検査に訪れるとのこと。但し、平日の午後5時までで、本人在宅に限るとの但し書き付きなので、便利なものほど不便なこととつくづく思ふ。
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結局、電話のツー音もクリアになり、電脳のあれこれいじくつてしまつた設定を元に戻し、モデムを初期化して再起動させると元の通り電絡網は復旧。二日半で溜まったメールも12本、無事届き、先づはご安心。
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さて、今天の雁合、近くでぶむぶむと動き回る重機やダンプを他所に、新発見の炉穴を完掘。
前回のものに比べて小型だが、焚き口の床面は奥に向かって傾斜してゐる。全長は1mほどであらうか、奥壁はやはり急激に立ち上がるが、全体がしっかり被熱してゐる。しかし謎もあって、残ってゐる天井部分が奥壁の近くになっても竈のやうにハングしてゐるのだ。前例は煙出し部分が擂り鉢状に開く形状だったが、今回のものは袋状になっており、まさに竈。近くに古代の住居址を検出したばかりなので、ひょっとして屋外に設置された竈かしらむと思ってみたが、埋土から出土するものは白色風化石材などの石器片が殆どで、住居址周辺で出土する須恵器や土師器なども見られず、まあ縄文早期の所産とみて良いのではないかと考察せるかも。
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炉穴埋土出土の剥片類、これは古代の産物ではあるまい
                 
独特の質感をみせる石材