アロエの花咲く頃となりにけるかも

アロエの花咲く頃

気温的には昨天より低かったのだらうが、体感的にはうんと楽だった。てうのも、今天は後ろ髪引かれつつも別の試掘現場に移動を余儀なくされたからで、現場の直ぐ北側に温室や雑木林の存在したことも、北風を遮ってくれたてう意味で重要だったのだらう。もし昨天の荒野に居続けてゐたら、今天は現場から逐電してゐたかもしれない。
(―_―)何処へ?
      
兎に角、午前中は大ツルハシ振り回し、しっかり展圧された道路舗装の基礎部分と大格闘。昨天の小ツルハシ(手撥兼用)に継ぎ、肉体的には大変な作業だった。もっとも、陽光と大ツルハシを用ゐての掘削作業で全身ほどよく暖まり発汗し、大貝塚での表採活動と相俟って予想より早めに終了することができました。遺物も遺構も殆ど御座ゐませんでしたし。
(―_―)そりゃー今天分はたった6mですもの!
       
工作現場の直ぐ脇の、暖かさうな温室の横ではアロエの花が咲き始めてゐて、冬の風景としては多少なりとも違和感を感じることは確かである。亜熱帯や温帯でも南国のイメージを抱くアロエではあるが、実は花の咲き始めは晩秋から初冬の頃であって、意外に思ふヒトも多いに違ひない。ケナフを育ててゐた時もさうだったが、芙蓉のやうな形状の白い花が咲き始めたのは、やはり晩秋頃であったな。ケナフを育ててゐた時もさうだったが、芙蓉のやうな形状の白い花が咲き始めたのは、やはり晩秋頃であったな。
でも、アロエが花咲くてうことは、此の偉大な半島の沖行く暖流黒潮の御陰様であって当地は基本的には温暖地とは思ふが、海越へ渡り来る北西風の厳しさは想像を絶するほどだ。しかし、観光協会の陰謀によって、ところどころで既に満開になりつつある菜の花畑の風景だけは、余りにも季節感を無視した無謀と感じるが、如何。
(―_―)結果的に観光客を減らしていない??
       
其の土地の持つ本来の特長や歴史をわかりやすく翻訳し、住民に還元し覚醒を促すこと。
歴史には地域の潜在力を押し上げ、他地域の人々を誘引する力がある。また、他地域の人々やまれびとによって見出された因子には、原住民では気付くことの出来なかった要素も含まれてゐる可能性が高く、地元に還元された新たな情報は相互作用を積極的に循環させる力が有る。
ここに言ふ歴史には、勿論考古学的情報や骨董的文物も含まれており、埋蔵物は往々にして宝蔵物として作用する場合が多いのも確かなこと。早い話が、其の土地の歴史や埋蔵文化財を大切にしませうてうこと。
(ー∧ー)わかりましたか!? でも、有能なカタリストが必要なことは確かですね。
      
でも、地上の人々が天空や天体に対して無関心になってしまったことは、つくづく残念でなりません。
(―_―)