壺中天、大中小、○△□

並べよ並べ、大いに並べ

古窯体の展示工作活動は取り敢へず一段落。
キャプションに曰く、如果もし「大甕」有らばいずくむぞ「中甕」だの「小甕」は有るや無しや?
そもそも当時の人々は、なんと呼んでゐたのか?
(-_-)?
      
「片口鉢」あれば「片口小鉢」ありて、「山茶碗」あれど「海茶碗」無し。また、「広口壺」であるのか「広口瓶」であるのかは誰ぞ決めたりけるや。確かに、今回藤原宮跡の大極殿回廊跡から見つかった須恵器の呼び名は「平瓶(ひらか=へいへい)」であるが、須恵器の名前はやたら難しいので、此処での言及は避けやう。
(–_–;)でも、注目すべき地鎮祭祀遺構であります
        
兎に角、細長いL字の展示ケースに、半島各地で焼成されたさまざまな焼き物をおおむね古窯址群ごとに、展示結構することができただけでも一安心。常設展としてのお披露目は明天からであり、知る人ぞ知る展示場なれば新資料館とともに大いに宣伝すべし。
      
ところでロートル問題、別名老害問題。出土文物の囲ひ込みや私物化問題などと相俟って、できることなら関わりたくない領域だ。なぜならば、そこから得るものは皆無であるばかりならず、我が方のやる気もその気も消滅してしまふことが多いワケで、まったく建設的ではないからだ。
ちなみにロートルの語源は中国語で、老頭児(ラオトゥル=ロートル)てう仕組み。いつしか自分も、同類相憐れみたりけるかもね。
(–_–;)
        
今天は午後から晴れてう予報を信じ、午前中に展示工作を終了したワケだったが、結局午後からも小雨止まず、遂に夕方まで屋外工作活動は叶はず。全ては明天に予定は未定なりに移行せり。