判断基準の怪

面妖なる形状と色彩

まだまだ展示。しつこいでせう?!
出土遺物を全てまるごと、悉皆並べて展示するやうなことは現実には無いワケであるが、それでは何を基準に展示物とそれ以外のモノが分別されるのだらう。
或る時はあくまでも「見場」が重視され、その良し悪しが展示ケースか収蔵庫へのお蔵入りかを決定する。即ち、フォトジェニックで絵になる文様や柄や形状を兼ね備へたものが優先的に選別されて行くのだが、学問的な重要度の高低は寧ろ無関係だらうね。しかし現実的には、ものの大小や美醜などとは関係なく、希少性などは残存した文物の大きさとはあまり関係ないはずなのだが、真価を評価するのもまた人間である以上、完全なる客観評価など存在しないし、さういふもの(評価)などに如何ほどの意味があるのかだうか。
誰によって何が選ばれ、どのやうに展示されるのか。
選ばれたこと自体、展示されたこと自体が現在新たに付与された意味であると解釈し、全てを肯定すべきでせうか? それとも、その都度厳しく批評すべきでせうか?
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