野放図

石とか岩とかになります!

今天は強力な「の方(ほう)」人種と遭遇いたし、其の喋り言葉を書き留めてゐたら、我が言葉遣ひも何やらとっても不自然なものになってしまひました。
例:こちらの方が商品の方になっておりますので、ご確認の方、宜しくお願ひします」だの、「こちらがおつりの方になります」だの、「お客様の方でこちらの方を入れ替へてください」だの何だの、とっても野放図の方が増殖中なやうで、困るワケだ。
以前は所謂「トカトカちゃん」に悩んだ日々もあったが、私とか今やたいていの言葉遣ひは平気になって仕舞ひまして、成増ならぬ「なります語法」もさほど気になったりとかなくなってきたやうな感じに思はれます。でもさすがに、「こちらがお釣りの方になります」とか言はれてしまった時には、いったいどの穴に入ればよいのやら。
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展示の本懐を逆説的に極めむと、今天からの企画展小会場では「これでもかっ!」式の質量増量服務作戦。さて、果たして、研究者諸氏には非常にイヤかられ、軽蔑される技法であることなど承知の上。果たして来客や人民の反応如何?