造反有理?

光と闇

或る韓国人学生の破滅的な人生。
心の闇。
抑圧され続けて来た「何か」が臨界に達したとき、どのやうな形で発現するのかてうこと。内的に凝縮された暗黒物質白色矮星の如き超密度で凝固し続け、周囲の空間を次第に歪ませる。臨界がヒトの内的な死として発症する場合も有るだらうし、破壊された人格として発現することもあらう。もはや、彼の周囲を無秩序に浮遊する他の生命体など、彼にとってはショールームダミーと何ら区別されることの無い存在であり、そもそも意味の無いものに成り下がってしまってゐるのだから、無差別に射殺を開始した瞬間、その行為そのものが無意味になってしまったに違ひ無い。それに、ひょっとすると此の自滅行為は、バンドンサラムとしての遺伝子が深く関与したものであるのかもしれない。即ち、「恨(ハン)」の為せる技?
(−_−)南無三宝
長崎市長を銃撃して死に至らしめたうつけ者。
やくざにはやくざなりの理由があったのだらうが、そもそも攻撃対象が不正確且つ不適格であり、しかも其の背後から撃つてう卑怯さは言語道断。彼の造反に果たして理は有ったのだらうか? それとも此れも亦、「恨(ハン)」の為せる技?
(−_−)一同合掌
不可思議にして不気味な銃撃の同期、そして連鎖。
             

破滅の美学 (ちくま文庫)